クレゾールスルホン酸カリウムは、「呼吸器官に作用する薬」の「鎮咳去痰薬」の「去痰成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「痰の切れを良くする成分(去痰成分)」
「気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用を示すもの(グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、クレゾールスルホン酸カリウム等)、」
「痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させるもの(エチルシステイン塩酸塩、メチルシステイン塩酸塩、カルボシステイン等)、」
「粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くするもの(カルボシステイン)、さらに、」
「分泌促進作用・溶解低分子化作用・線毛運動促進作用を示すもの(ブロムヘキシン塩酸塩)などがある」
…と、相なります。
ご存じのように、「クレゾールスルホン酸カリウム」は、「鎮咳去痰薬」の「去痰成分」として登場します。
市販薬には、「【指定第2類医薬品】浅田飴子供せきどめドロップG 30錠 」などがあります。
本試験では、ときどき出るので、押さえておくべきです。「東京都 H30 第68問」といった出題例があります。
優先順位は、「高い」です。
クレゾールスルホン酸カリウムは…、
① クレゾールスルホン酸カリウム - 殺菌消毒作用。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「クレゾールスルホン酸カリウム - 殺菌消毒作用」ですが、誤った記述です。
当該クレゾールスルホン酸カリウムは、「去痰成分」で「気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用」があります。
よって、①は、「×」となります。
なお、当該クレゾールスルホン酸カリウムですが、「公衆衛生用薬」の「クレゾール石鹸液」と混同しないようにしてください。
“クレゾール”の字に釣られて、「殺菌消毒成分」等と考えないようにしてください。
クレゾールスルホン酸カリウムの「鎮咳去痰薬」でのポイントを、おさらいのためにまとめておきます。
当該クレゾールスルホン酸カリウムの作用は、「気道粘膜からの分泌を促進する」作用です。
同様の作用のものに、「グアイフェネシン・グアヤコールスルホン酸カリウム」があります。併せて、押えておきましょう。
当該去痰成分ですが、細かい作用も問われることがあります。
このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前でチェックしておきましょう。
他の去痰成分を挙げると…、
「エチルシステイン塩酸塩、メチルシステイン塩酸塩、カルボシステイン等・・・痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させるもの」
「カルボシステイン・・・粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くするもの」
「ブロムヘキシン塩酸塩・・・分泌促進作用・溶解低分子化作用・線毛運動促進作用を示すもの」
…となっています。
「ブログ:登録販売者の「去痰成分」の憶え方(語呂合わせ)と整理」も、参考にしてください。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【指定第2類医薬品】浅田飴子供せきどめドロップG 30錠 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「鎮咳去痰薬」の他の「去痰成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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