人体器官の定義まとめ7‐血液・血漿・血球

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者試験の「人体」に出てくる各器官の定義と構成をまとめたページ。器官ごとの定義や構成が問われるようになっているので、その対策用。このページでは、血液・血漿・血球をまとめている。

人体 器官定義 対策 まとめ7

  1. 血液・血漿・血球

血液・血漿・血球

 「(c) 血液」ですが、血液と血漿のところは、そう試験に出ないし、常識的な内容なので、テキストを精読しておけば、十分です。

 試験にガチで出るのは、「血球」ですので、ガチ暗記してください。

 さて、「血液」の定義ですが…、

 『血液は、血漿と血球からなり、酸素や栄養分を全身の組織に供給し、二酸化炭素や老廃物を肺や腎臓へ運ぶほか、』

 『ホルモンの運搬によって体内各所の器官・組織相互の連絡を図る役割もある。』

 『また、血液の循環によって、体内で発生した温熱が体表、肺、四肢の末端等に分配され、全身の温度をある程度均等に保つのに役立っている』

 …となっています。

 内容的には、大丈夫かと思います。

 ただ、試験に出ることは出るので、精読しておきましょう。

 次に、「血漿」の定義ですが…、

 『90%以上が水分からなり、アルブミン、グロブリン等のタンパク質のほか、微量の脂質、糖質、電解質を含む

 …となっています。

 注意すべきは、「アルブミン、グロブリン等」のカタカナ語句くらいです。

 カタカナ語句の詳細は、「アルブミン・グロブリン(血漿)」を参考にしてください。

 数字の「90%以上が水分」も、念のため、見ておきましょう。

メイン論点‐血球(赤血球、白血球、血小板)

 そして、メイン論点の「血球(赤血球、白血球、血小板)」ですが、実に、実によく出ます。

 最優先して押えておきましょう。

 「赤血球」の定義は…、

 『中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、血液全体の約40%を占め、赤い血色素(ヘモグロビン)を含む。』

 …となっています。

 「赤血球」は、「約40%」の数字とカタカナ語句とを、チェックしておけば、十分かと思います。

 参考:ヘモグロビン(赤血球)

 そして、「白血球」の定義は…、

 『体内に侵入した細菌やウイルス等の異物に対する防御を受け持つ細胞である。形態や機能等の違いにより、数種類に細分類される。』

 『i) 好中球は、最も数が多く、白血球の約60%を占めている。』

 『ii) リンパ球は、白血球の約1/3を占め、血液のほかリンパ液にも分布して循環している』

 『iii) 単球は、白血球の約5%と少ないが最も大きく、強い食作用を持つ。』

 『iv) これらのほか、アレルギーに関与する白血球もある。』

 …となっています。

 好中球・リンパ球・単球は、ほぼ毎回出るといっていいです。ガチで暗記しておきましょう。

 特に、太文字部分の数字は、ガチ暗記です。

 さて、「iv」のアレルギーウンヌンは、ほとんど出ませんが、選択肢の1つに出てきそうなので、ざっくり読んで頭に入れておけばいいでしょう。

 最後に、「血小板」ですが…、

 『生体には損傷した血管からの血液の流出を抑える仕組みが備わっており、血小板がその仕組みにおいて重要な役割を担っている。

 『傷した血管は、血管壁が収縮することで血流を減少させ、大量の血液が流出するのを防ぐ。同時に、損傷部位に血小板が粘着、凝集して傷口を覆う。

 『このとき血小板から放出される酵素によって血液を凝固させる一連の反応が起こり、血漿タンパク質の一種であるフィブリノゲンが傷口で重合して線維状のフィブリンとなる。』

 『フィブリン線維に赤血球や血小板などが絡まり合い、血の凝固物(血餅)となって傷口をふさぎ、止血がなされる。』

 …となっています。

 よく出るのは、定義よりも、フィブリノゲン・フィブリンのカタカナ語句のところです。

 「フィブリノゲン・フィブリン(血小板)」を参考に、押えておきましょう。

 なお、「血餅」の「注記」が出題されるようになっています。

 その記述ですが…、

 『採血した血液が凝固して血餅が沈殿したときの上澄みを血清といい、血漿からフィブリノゲンが除かれたものである

 …となっています。

 「血清」という語句と、その説明は、押えておきましょう。

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