登録販売者試験の「人体」に出てくる各器官の定義と構成をまとめたページ。器官ごとの定義や構成が問われるようになっているので、その対策用。このページでは、脳や神経系(中枢神経系・末梢神経系・交感神経系・副交感神経系)の働きをまとめている。
まずもって、「脳や神経系の働き」ですが、総論部分からは、そう凝った出題はないです。
定義が選択肢に丸っと出るくらいなので、精読しておきましょう。
定義ですが…、
「体内の情報伝達の大半を担う組織として、神経細胞が連なった神経系がある。」
「神経細胞の細胞体から伸びる細長い突起(軸索)を神経線維という。」
…となっています。
念のため、精読しておけばいいでしょう。
「中枢神経系」は、実によく出るので、テキストの精読が必須です。
まずもって、「中枢神経系」の定義が…、
「中枢神経系は脳と脊髄から構成される。」
…出ます。
「脳と脊髄」のところが実によく「脳と“延”髄」などに変えられるので、注意してください。
んで、「脳」ですが…、
「脳は、頭の上部から下後方部にあり、知覚、運動、記憶、情動、意思決定等の働きを行っている。」
「脳の下部には、自律神経系、ホルモン分泌等の様々な調節機能を担っている部位(視床下部など)がある。」
…となっています。
キーワードの「視床下部」は、押えておきましょう。
また、「新潟県 R5 第47問」のような出題例もあるので、テキストを精読しておきましょう。
んで、定義の続きですが…、
「脳は脊髄と、延髄(後頭部と頸部の境目あたりに位置する)でつながっている。」
「延髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢等がある。」
「延髄は多くの生体の機能を制御する部位であるが、複雑な機能の場合はさらに上位の脳の働きによって制御されている。」
「脊髄は脊椎の中にあり、脳と末梢の間で刺激を伝えるほか、末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す場合があり、これを脊髄反射と呼ぶ。」
…となっています。
試験的には、太文字部分の各キーワードを押さえておけば、大丈夫かと思います。
なお、「ひっかけ」問題にて、先の定義文のうち、「延髄」のところが「脊髄」に、「脊髄」のところが「延髄」によくよく変えられるので、意識して見ておきましょう。
たとえば…、
「“脊髄”には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢等がある。」とか…、
「“延髄”は脊椎の中にある」などと…、
…平気の平左で出してきます。
丁寧に精読しておきましょう。
「末梢神経系」も、よく出るところで…、
「脳や脊髄から体の各部へと伸びている末梢神経系は、その機能に着目して、」
「随意運動、知覚等を担う体性神経系と、」
「消化管の運動や血液の循環等のように生命や身体機能の維持のため無意識 に働いている機能を担う自律神経系に分類される」
…となっています。
まずもって、「脳や脊髄」ですが、「ひっかけ」注意です。
「脳や“延”髄から体の各部へと伸びている…」云々の出題があるので、注意してください。
次に、ド定番なのが「体性神経系」と「自律神経系」の「入れ替え」問題です。
たとえば、「随意運動、知覚等を担う“自律神経系”」とか…、
「生命や身体機能の維持のため無意識に働いている機能を担う“体性神経系”」ウンヌンといった感じの出題です。
末梢神経系の問題に当たったら、まずは、上記「入れ替え」問題を想定してください。
「自律神経系」ですが、手引きには…、
「自律神経系は、交感神経系と副交感神経系からなる。」
「概ね、交感神経系は体が闘争や恐怖等の緊張状態に対応した態勢をとるように働き、」
「副交感神経系は体が食事や休憩等の安息状態となるように働く。」
…とあります。
当該交感神経系・副交感神経系は、下の…、
…「表」で、把握しておきましょう。
当該「表」は、「交感神経系・・・闘争や恐怖」と、「副交感神経系・・・食事や休憩」をもとに見ていくと、腑に落ちるかと思います。
ド頻出の「表」なので、理解しつつ憶えましょう。
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