登録販売者試験の「人体」に出てくる各器官の定義と構成をまとめたページ。器官ごとの定義や構成が問われるようになっているので、その対策用。このページでは、消化器系(消化管・消化腺)、口腔(歯・舌・唾液腺)、咽頭・食道をまとめている。
「消化管」と「消化腺」の定義は、そこそこ出るので、押えておきましょう。
「1)消化器系」に出てくる定義は…、
『○ 消化管:口腔、咽頭、食道、胃、小腸、大腸、肛門』
『○ 消化腺:唾液腺、肝臓、胆嚢、膵臓など』
『消化管は、口腔から肛門まで続く管で、平均的な成人で全長約9mある。』
…といった次第です。
「消化管」と「消化腺」の憶え方については、「消化管‐登録販売者の語呂合わせ」と「消化腺‐登録販売者の語呂合わせ」を参考にしてください。
「全長約9m」の数字も、押えておきましょう。
これまでに突っ込んだ出題は、そうありません。
余裕があれば、押さえるくらいでいいでしょう。
「(a) 口腔」に出てくる定義のうち「歯」は…、
『① 歯』
『歯は、歯周組織(歯肉、歯根膜、歯槽骨、セメント質)によって上下の顎の骨に固定されている。』
『歯槽骨の中に埋没している歯の部分を歯根、歯頚(歯肉線のあたり)を境に口腔に露出する部分を歯冠という』
…となっています。
「歯」ですが、「入れ替え」問題で出そうです。
たとえば、「歯槽骨の中に埋没している歯の部分を“歯冠”、歯頚(歯肉線のあたり)を境に口腔に露出する部分を“歯根”という」などです。
テキストを精読しておきましょう。
次に、「舌」ですが…、
『② 舌』
『舌の表面には、舌乳頭という無数の小さな突起があり、味覚を感知する部位である味蕾が分布している。』
…となっています。
最後に「唾液腺」ですが…、
『③ 唾液腺』
『唾液を分泌し、食物を湿潤させてかみ砕きやすくし、また、咀嚼物を滑らかにして嚥下を容易にする。』
…です。
テキストを何度も読んでいたら、大丈夫かと思います。
試験では、定義そのまんまが出るくらいですが、要注意語句の「咽頭」があるので、出題に備えておきましょう。
「(b) 咽頭、食道」の定義ですが…、
『咽頭は、口腔から食道に通じる食物路と、呼吸器の気道とが交わるところである。』
『食道は喉もとから上腹部のみぞおち近くまで続く、直径1~2cm の管状の器官で、消化液の分泌腺はない。』
…となっています。
まず、「咽頭」ですが、「ひっかけ」問題の多発地帯です。
「“喉”頭」によくよく変えられます。
たとえば、「“喉”頭は、口腔から食道に通じる」ウンヌンといった感じで出題されます。
咽頭・喉頭には、よくよく意識しておきましょう。
次に、「食道」ですが、「消化液の分泌腺はない。」のところは、出題実績が多々あるところです。注意してください。
「消化液の分泌腺はない」ので、「食道」は、消化腺ではありません。
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