人体器官の定義まとめ13‐外皮系、骨格系・筋組織

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者試験の「人体」に出てくる各器官の定義と構成をまとめたページ。器官ごとの定義や構成が問われるようになっているので、その対策用。このページでは、外皮系、骨格系・筋組織をまとめている。

人体 器官定義 対策 まとめ13

  1. 外皮系
  2. 骨格系・筋組織

外皮系・皮膚(表皮、真皮、皮下組織)

 「3 皮膚、骨・関節、筋肉などの運動器官」の「外皮系」ですが、何気に出ているので、押えておきましょう。

 まずもって、「外皮系」そのものの定義ですが…、

 「身体を覆う皮膚と、汗腺、皮脂腺、乳腺等の皮膚腺、爪や毛等の角質を総称して外皮系という。」

 …となっています。

 定義文がそっくり選択肢に出るくらいが関の山かと思われます。

 何回か目を通しておきましょう。

 凝った出題があったら、潔く諦めましょう。

皮膚

 「外皮系」でよく出るのが、「皮膚」以下の定義です。

 手引きには…、

 「皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層構造からなる。」

 「表皮は最も外側にある角質層と生きた表皮細胞の層に分けられる。」

 「真皮は、線維芽細胞とその細胞で産生された線維性のタンパク質(コラーゲン、フィブリリン、エラスチン等)からなる結合組織の層で、皮膚の弾力と強さを与えている。」

 「真皮の下には皮下組織があり、脂肪細胞が多く集まって皮下脂肪層となっている。」

 …とあります。

 最もよく出るパターンとしては、「表皮、真皮」の「入れ替え」問題です。

 たとえば、「“真皮”は最も外側にある角質層と生きた表皮細胞の層に分けられる」とかです。

 正確に頭に入れておきましょう。

 また、カタカナ語句があるので、要注意です。「コラーゲン・フィブリリン・エラスチン(外皮系)」などで憶え切ってしまいましょう。

骨格系・筋組織

 骨格系の定義文は、そう出ません。

 定義文が丸ごと選択肢に出るくらいです。テキストを精読しておきましょう。

 まず、「骨格系」ですが…、

 「骨格系は骨と関節からなり、骨と骨が関節で接合し、相連なって体を支えている。

 …となっています。

 当該定義の周辺記述を精読しておきましょう。

 次いで、「筋組織」は、よく出ます。

 手引きには…、

 「筋組織は、筋細胞(筋線維)とそれらをつなぐ結合組織からなり、その機能や形態によって、骨格筋、平滑筋、心筋に分類される。

 「骨格筋は、筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様(横紋)が見えるので横紋筋とも呼ばれる。」

 「収縮力が強く、自分の意識どおりに動かすことができる随意筋であるが、疲労しやすく、長時間の動作は難しい。」

 「骨格筋の疲労は、運動を続けることでエネルギー源として蓄えられているグリ コーゲンが減少し、酸素や栄養分の供給不足が起こるとともに、グリコーゲンの代謝に伴って生成する乳酸が蓄積して、筋組織の収縮性が低下する現象である。」

 「随意筋に対して、意識的にコントロールできない筋組織を不随意筋という。」

 「平滑筋と心筋は不随意筋である。」

 「平滑筋は、筋線維に骨格筋のような横縞模様がなく、消化管壁、血管壁、膀胱等 に分布し、比較的弱い力で持続的に収縮する特徴がある。」

 「心筋は、心臓壁にある筋層を構成する筋組織で、不随意筋であるが筋線維には骨格筋のような横縞模様があり、強い収縮力と持久力を兼ね備えている。」

 「筋組織は神経からの指令によって収縮するが、随意筋(骨格筋)は体性神経系(運動神経)で 支配されるのに対して、不随意筋(平滑筋及び心筋)は自律神経系に支配されている。」

 昔から…、

 「骨格筋・・・随意筋・・・横縞あり

 「平滑筋・・・不随意筋・・・横縞なし

 「心筋・・・不随意筋・・・横縞あり

 …は、ド定番論点なので、ガチ暗記してください。

 あと、下線部分も、しばしば問われるので、丁寧に目を通しておきましょう。

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