人体器官の定義まとめ5‐咽頭・喉頭、気管・気管支、肺

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者試験の「人体」に出てくる各器官の定義と構成をまとめたページ。器官ごとの定義や構成が問われるようになっているので、その対策用。このページでは、咽頭・喉頭、気管・気管支、肺をまとめている。

人体 器官定義 対策 まとめ5

  1. 咽頭・喉頭
  2. 気管・気管支
  3. 肺(肺胞・間質)

咽頭・喉頭

 まずもって、「咽頭・喉頭」は、「入れ替え」問題が実に多く、絶対に注意しないといけない論点です。

 試験問題で、「咽頭」と「喉頭」を目にするたびに、語句が入れ替わってないかどうかを確認してください。

 まず、「(b) 咽頭」ですが、当該器官の定義は…、

 『鼻腔と口腔につながっており、咽頭は消化管と気道の両方に属する

 …となっています。

 典型的な「入れ替え」問題だと、「“喉頭は”、鼻腔と口腔につながっており…」ウンヌンってな感じになります。

 んで、同様に、「“喉頭は”、消化管と気道の両方に属する」などと出ます。

 言うまでもなく、2つとも、「×」です。

 繰り返しますが、「咽頭」と「喉頭」の語句は、意識して念入りにチェックしてください。

 また、当該定義ですが、「咽頭は消化管と“消化腺”の両方に属する」などと出たことがあるので、テキストを精読しておきましょう。もちろん、「×」です。

 んで、「(c) 喉頭」ですが…、

 『喉頭は、咽頭と気管の間にある軟骨に囲まれた円筒状の器官で、』

 『軟骨の突起した部分(喉頭隆起)がいわゆる「のどぼとけ」である。』

 …となっています。

 いつも通り、よくある出題は、「“咽頭”は、“喉頭”と気管の間にある軟骨に囲まれた円筒状の器官」です。

 喉頭と咽頭が入れ替わっていますね。当然、「×」です。

 こういう入れ替えられた問題の存在を知っていても、ついウッカリ間違えます

 常に、「咽頭・喉頭」は、注意してください。

 「のどぼとけ」のところは、そのまんまが出るくらいなので、テキストを精読しておきましょう。

 大丈夫と思いますが、当該のどぼとけがあるのは、「喉頭」の方ですので、注意してください。

気管・気管支

 「気管・気管支」ですが、ド頻出論点で、出題実績が多々あります。

 当該器官の定義は…、

 『“喉頭”から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を気管といい、』

 『そこから肺の中で複数に枝分かれする部分を気管支という。』

 …となっています。

 まずもって、要注意語句の「喉頭」に注意です。「咽頭」に変えられます。

 んで、構成に、よくよく注意してください。

 例題としては…、

 「喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を“気管支”という」とか…、

 「肺の中で複数に枝分かれする部分を“気管”という」といった次第です。

 言うまでもなく、両方とも「×」です。

 意外に、アレレとなるので、意識して当たってください。

 「肺」ですが、定義そのものは、あまり出ていません。

 よく出るのは、「肺自体には肺を動かす筋組織がない」のところなので、ここは、念入りに読み込んでおきましょう。

 当該器官の定義は…、

 『胸部の左右両側に1対ある。』

 『肺自体には肺を動かす筋組織がないため、自力で膨らんだり縮んだりするのではなく、』

 『横隔膜や肋間筋によって拡張・収縮して呼吸運動が行われている。』

 …となっています。

 ついでに、「肺胞」と「間質」も、押えておきましょう。

 定義ですが…、

 『肺の内部で気管支が細かく枝分かれし、末端はブドウの房のような構造となっており、その球状の袋部分を肺胞という。』

 『肺胞の壁は非常に薄くできていて、周囲を毛細血管が網のように取り囲んでいる。』

 『肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織を間質という。』

 …となっています。

 「肺胞」は、中学生物レベルなので、大丈夫かと思います。

 「間質」ですが、「副作用」の「間質性肺炎」の理解にも資するので、押えておきましょう。

 まあ、シッカリとテキストを精読しておけば、大丈夫です。

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