登録販売者試験の「人体」に出てくる各器官の定義と構成をまとめたページ。器官ごとの定義や構成が問われるようになっているので、その対策用。このページでは、耳・外耳・中耳・内耳・蝸牛・前庭をまとめている。
「耳」ですが、「外耳・中耳・内耳」というように、“実に似た語句”が多いので、「入れ替え」問題がたくさん出ています。
常に、何の「耳」なのか、意識して見ておきましょう。
なお、総論部分の「耳」ですが、これは、定義そのままが選択肢に出るくらいです。
手引きには…、
「聴覚情報と平衡感覚を感知する器官で、外耳、中耳、内耳からなる。」
…とあります。
正直、問題の作りようがないので、そのまんまを押さえておけばいいです。
強いて例題を挙げれば、「耳とは、聴覚情報を感知する器官で、外耳、中耳、内耳からなるが、平衡感覚は感知しない」くらいの強引な出題くらいかと思われます。
言うまでもなく、「×」です。
「外耳」ですが、手引きには…、
「側頭部から突出した耳介と、耳介で集められた音を鼓膜まで伝導する外耳道からなる」
…とあります。
先に見たように、他の「耳」の「入れ替え」問題に注意してください。
本試験では、当該外耳の定義が、「“内耳”とは、側頭部から突出した耳介」ウンヌンといった感じで出題されます。
問題にされるとしたらこのくらいで、たまに、定義そのまんまが選択肢の1つに出るくらいです。
「中耳」ですが、手引きには…、
「外耳と内耳をつなぐ部分で、鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなる。」
…とあります。
注意すべきは、構成の「鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管」のところです。
ここに「耳介」やら「蝸牛」やら「前庭」やら、他の耳を構成するものが入ってきたりします。
たとえば、「中耳は、鼓膜、鼓室、耳小骨、“耳介”からなる」とか…、
「中耳は、鼓膜、鼓室、“蝸牛”、“前庭”からなる」といった塩梅です。
また、「中耳」そのものの入れ替えもあります。
つまりは、「“内耳”とは、鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなる」といった次第です。
んなーこたないですね。「×」です。
しっかりとテキストを精読しておきましょう。
「内耳」ですが、「ひっかけ」問題と「入れ替え」問題とで、超絶に問われる器官です。
ほんと、昔からずっと問われており、有数の受験生ホイホイなのです。
さて、定義ですが、手引きには…、
「聴覚器官である蝸牛と、平衡器官である前庭の2つの部分からなる」
…とあります。
下らない憶え方ですが、「チー牛」と「平らな庭」で、どうでしょうか?
「チー牛」ですが、「チー」は、聴覚器官の「チ」です。「牛」は、いわずもがな蝸牛の「牛」です。
平らな庭は、平衡器官の“平”と、前庭の“庭”です。
使えるようなら、活用してください。
さて、本試験では、先の太線の「聴覚器官・・・蝸牛」と、「平衡器官・・・前庭」の「入れ替え」が多いです。
つまりは…、
「“平衡器官”である蝸牛と、“聴覚器官”である前庭の2つの部分からなる」とか…、
「聴覚器官である“前庭”と、平衡器官である“蝸牛”の2つの部分からなる」といった次第です。
この種の問題が腐るほど出題されているので、「聴覚器官・・・蝸牛」と「平衡器官・・・前庭」は、ガチ暗記です。
内耳の「蝸牛」ですが、これも、頻出です。
手引きには…、
「蝸牛は渦巻き形をした器官で、内部はリンパ液で満たされ、中耳の耳小骨から伝わる振動がリンパ液を震わせ、」
「その振動が聴細胞の小突起(感覚毛)を揺らして、聴神経が刺激される」
…とあります。
要注意は、相変わらず「中耳」です。外耳や内耳に変えられます。
次に、「耳小骨」も、耳介、鼓膜、鼓室、耳管等々、他の器官に変えられそうなので、注意が必要です。
蝸牛の記述そのものがよく出るので、何回も精読しておきましょう。
「前庭」も、ド頻出の器官です。手引きには…、
「前庭は、水平・垂直方向の加速度を感知する部分(耳石器官)と、」
「体の回転や傾きを感知する部分(半規管)に分けられる。」
「蝸牛と同様、内部はリンパ液で満たされており、リンパ液の動きが平衡感覚として感知される。」
…とあります。
まずもって、耳石器官・半規管の「入れ替え」問題が多発します。
代表的なのは、「水平・垂直方向の加速度を感知する部分“(半規管)”と、体の回転や傾きを感知する部分“(耳石器官)”」といった出題です。
こういう、くだらない「入れ替え」問題に、足をすくわれないようにしましょう。
語句は、正確に暗記です!
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