登録販売者試験の「人体」に出てくる各器官の定義と構成をまとめたページ。器官ごとの定義や構成が問われるようになっているので、その対策用。このページでは、脾臓、リンパ系をまとめている。
「脾臓」ですが、ごくたまに出題されます。
チェックしておいて損のないところです。
「脾臓」の定義は…、
『握りこぶし大のスポンジ状臓器で、胃の後方の左上腹部に位置する。』
『主な働きは、脾臓内を流れる血液から古くなった赤血球を濾し取って処理することである。』
…となっています。
まずもって、役割の「主な働きは、脾臓内を流れる血液から古くなった赤血球を濾し取って処理すること」を押さえましょう。「奈良県 R5 第25問」で出題実績があります。
次に、脾臓では、意外に大きさの「握りこぶし大」が問われています。
「親指大」とか「そら豆状」などと変えられていても、判断できるようになっておきましょう。
あと、「スポンジ状」も、特徴のある記述なので、押えておきましょう。
また、位置の「胃の後方の左上腹部」も、注意すべきです。
というのも、問題を作りやすいからで、たとえば…、
「“肺”の後方の左上腹部」とか…、
「胃の“前方”の左上腹部」とか…、
「胃の後方の“右”上腹部」とか…、
「胃の後方の左“下”腹部」といった感じです。
こういう、配偶者の性格のようなクソ問題にも、対応できるようになっておきましょう。
「リンパ系(リンパ液、リンパ管、リンパ節)」は、そう凝った出題がありません。
テキストを精読しておけば、十分かと思います。
「リンパ系」の定義は…、
『リンパ液が循環するリンパ系は、血管系とは半ば独立した循環系として存在する。』
『リンパ系には心臓のようにポンプの働きをする器官がなく、』
『リンパ液の流れは主に骨格筋の収縮によるものであり、流速は血流に比べて緩やかである。』
…となっています。
「流速は緩やか」くらいを押えておきましょう。
次に、「リンパ液」の定義は…、
『リンパ液は、血漿の一部が毛細血管から組織の中へ滲み出て組織液(組織中の細胞と細胞の間に存在する体液)となったもので、』
「血漿とほとんど同じ成分からなるが、タンパク質が少なく、リンパ球を含む。」
『組織液は、組織中の細胞に酸素や栄養分を供給して二酸化炭素や老廃物を回収したのち、そのほとんどは毛細血管で吸収されて血液に還元されるが、』
『一部はリンパ管に入ってリンパ液となる。その際、組織中に侵入した細菌、ウイルス等の異物もリンパ管に取り込まれる。』
んで、「リンパ管」の定義は…、
『リンパ管には逆流防止のための弁があって、リンパ液は一定の方向に流れている。』
『リンパ管は互いに合流して次第に太くなり、最終的に鎖骨の下にある静脈につながるが、途中にリンパ節と呼ばれる結節がある。』
『リンパ節の内部にはリンパ球やマクロファージ(貪食細胞)が密集していて、リンパ液で運ばれてきた細菌やウイルス等は、ここで免疫反応によって排除される』
…となっています。
下線部分をしっかり目を通しておきましょう。
なお、手引きの「リンパ節」のところには、「注記」があります。
「リンパ節は、首筋、脇の下、もものつけ根に多く集まっている」となっています。
選択肢の1つとして出そうなので、チェックしておきましょう。
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