登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」に登場する「生薬」の試験対策ページ。本ページでは、「さ」の付く生薬の「サンザシ」について、見ていきます。当該生薬の傾向と対策、優先順位、語呂あわせや、頻出ポイントをまとめています。そのほか、過去問を「○×問題」形式で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用に。独学者向け。
復習用に、手引きの説明文を抜粋しておきます。
「サンザシは、バラ科のサンザシまたはオオミサンザシの偽果をそのまま、または、縦切りもしくは横切りしたものを基原とする。」
「健胃、消化促進などの作用が期待される。また、セイヨウサンザシの葉は、血行促進、強心などの作用が期待される。」
…以上です。
名称と基原が同じなので楽できます。「基原と名称が同じ生薬一覧」で、横断的に憶えてしまってください。
ちなみに、基原のサンザシは、こんなものです。
どこぞで見たことがあるはずです。
サンザシは、ドライフルーツで有名です。
amazon参考:サンザシ ドライフルーツ
サンザシは、出題実績がそこそこあるので、押さえておくべき生薬です。
よって、優先順位は、「高い」です。
なお、当該成分が配合された市販薬には、「 【第2類医薬品】ヘパリーゼHiプラス 50mL×3 」などがあります。
生薬の効能・効果が頭に入らないときは、実物の説明書きや成分表で、頭に入れていきましょう。
当該生薬は…、
「サンザシは、モクセイ科のレンギョウ又はシナレンギョウの果実を基原とする生薬で、鎮痛、抗菌等の作用を期待して用いられる。」
…といった感じに出題されています。
設問の「サンザシは、モクセイ科のレンギョウ又はシナレンギョウの果実を基原とする生薬で、鎮痛、抗菌等の作用を期待して用いられる。」ですが、誤った記述です。
当該サンザシは、「健胃、消化促進」などの作用が期待されています。
また、基原は、「バラ科のサンザシまたはオオミサンザシの偽果をそのまま、または、縦切りもしくは横切りしたもの」で、名称と基原が同じです。
こんな次第で、解答は、「×」と相なります。
さて、効能の憶え方ですが、「さんざん飲み食いしても大丈夫」です。
「さんざん」の「さんざ」が、「“サンザ”シ」に掛かっています。
んで、「飲み食いしていい」は、「健胃だから!」と「消化促進だから!」的な意味合いがあります。
「サンザシ・・・さんざん飲み食いしても大丈夫、サンザシ・・・さんざん飲み食いしても大丈夫・・・」と唱えるのは、最初はバカバカしいのですが、2~3回繰り返すと、すっと頭に残ります。
設問の「モクセイ科のレンギョウ又はシナレンギョウ」が基原となるのは、「レンギョウ」です。
先のサンザシ同様、名称と基原が同じです。
暗記用に、空白問題を出しておきます。
サンザシ --- 「○○、○○○○」
すらっと出るようなら、OKです。アレレなら、ページの上の方を見つめてください。
「さ」の付くの生薬へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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