登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」に登場する「生薬」の試験対策ページ。本ページでは、「し」の付く生薬の「シャゼンソウ」について、見ていきます。当該生薬の傾向と対策、優先順位、語呂あわせや、頻出ポイントをまとめています。そのほか、過去問を「○×問題」形式で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用に。独学者向け。
復習用に、手引きの説明文を抜粋しておきます。
「シャゼンソウは、オオバコ科のオオバコの花期の全草を基原とする。」
「種子のみを用いたものはシャゼンシと呼ばれ、去痰作用が期待される。」
「日本薬局方収載のシャゼンソウは、煎薬として咳に対して用いられる。」
…以上です。
基原は、無理して押さえる必要はないです。基原がガチで問われたら、諦めましょう。
「種子のみを用いたものはシャゼンシ」は、シャゼンソウの固有事項なので、ガチ暗記は無用ですが、頭の片隅に置いておきましょう。
要注意論点の「日本薬局方」があります。
「登録販売者「日本薬局方」のある生薬のまとめ」で、横断的に押さえてしまいましょう。
ちなみに、基原のオオバコは、こんなものです。
見たことがあるはずです。
シャゼンソウは、出題実績があることには、あります。
優先順位は、「ふつう」です。
なお、当該成分が配合された市販薬には、「 【第3類医薬品】シャゼンソウ 500g 」などがあります。
生薬の効能・効果が頭に入らないときは、実物の説明書きや成分表で、頭に入れていきましょう。
当該生薬は…、
「シャゼンソウは、ユリ科のジャノヒゲの根の膨大部を基原とする生薬で、鎮咳、去痰、滋養強壮等の作用を期待して用いられる。」
…といった感じに出題されています。
「シャゼンソウは、ユリ科のジャノヒゲの根の膨大部を基原とする生薬で、鎮咳、去痰、滋養強壮等の作用を期待して用いられる。」ですが、誤った記述です。
本問は、きちんと勉強した人でないと、解答に困るはずです。
「シャゼンソウ」には、「去痰作用」があります。
しかし、問題文の言うように、「鎮咳」や「滋養強壮」までの作用は、ないのです。
「鎮咳、去痰、滋養強壮」の3作用があるのは、「バクモンドウ」です。
こんな次第で、解答は、「×」と相なります。
くだらない憶え方ですが、「シャゼンソウ」は、「“車前”草」です。
んなもんで、「車の前で痰吐くな!」くらいに、頭に入れるといいでしょう。
言うまでもなく、「痰」は、「去“痰”成分」を現します。
暗記用に、空白問題を出しておきます。
シャゼンソウ --- 「○○作用」
すらっと出るようなら、OKです。アレレなら、ページの上の方を見つめてください。
「し」の付くの生薬へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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