登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」に登場する「生薬」の試験対策ページ。本ページでは、「さ」の付く生薬の「サイコ」について、見ていきます。当該生薬の傾向と対策、優先順位、語呂あわせや、頻出ポイントをまとめています。そのほか、過去問を「○×問題」形式で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用に。独学者向け。
復習用に、手引きの説明文を抜粋しておきます。
「サイコは、セリ科のミシマサイコの根を基原とする生薬で、抗炎症、鎮痛、解熱などの作用を期待して用いられる。」
名称と基原が同じなので、楽できます。「基原と名称が同じ生薬一覧」で、横断的に憶えてしまってください。
ちなみに、基原のミシマサイコは、こんなものです。
黄色の小さな花が可憐です。
…以上です。
「サイコ」は、主に、「第14節 漢方処方製剤・生薬製剤」に登場する生薬です。
この節の生薬は、かなり出題率が高いので、押さえておくべきです。
優先順位は、「そこそこ高い」です。
なお、当該生薬が配合された市販薬には、「【指定第2類医薬品】快気散 18包」などがあります。
生薬の効能・効果が頭に入らないときは、実物の説明書きや成分表で、頭に入れていきましょう。
当該生薬は…、
「サイコ・・・利尿作用」
…といった感じに出題されています。
「サイコ・・・利尿作用」ですが、誤った記述です。
「サイコ」に、「利尿作用」はありません。
「サイコ」は、「抗炎症、鎮痛等の作用」があります。
こんな次第で、解答は、「×」と相なります。
本問ですが、「利尿作用」の語呂を思い出してください。
語呂合わせは、「利尿‐ソウハクヒ・キササゲ・モクツウ・ブクリョウ・カゴソウ・サンキライ-登録販売者 生薬の語呂あわせ」を、一読願います。
さて、当該利尿の語呂には、サイコが「ない」ので、「×」と判断できます。
「サイコ」ですが、試験によく出る生薬となっています。
効能から基原までを、きっちり押える必要があります。
くだらない憶え方ですが、「さいこーのかぜ薬」くらいに頭に入れます。言うまでもないですが、「さいこー」は、「サイコ」に当たります。
当該サイコには、「抗炎症、鎮痛、解熱」の作用があります。これらは、かぜ薬に求められる作用です。
抗炎症成分は、「リゾチーム塩酸塩」などがあります。鎮痛・解熱は、おなじみ「アスピリン」などが該当します。
こうした次第で、まずは、ざっくり「サイコは、さいこーのかぜ薬」と憶えてから、具体的な風邪薬の作用の「抗炎症、鎮痛、解熱」を憶えていけば、頭に残るはずです。
次に、基原ですが、サイコの基原は「ミシマサイコ」ですが、名称と被っているので、「サイコはサイコ」と、憶えやすくて、この点でも、「さいこー」です。
暗記用に、空白問題を出しておきます。
サイコ --- 「○○○、○○、○○。」
すらっと出るようなら、OKです。アレレなら、ページの上の方を見つめてください。
「さ」の付くの生薬へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする