このページでは、『しばり』の「体力」のうち、細々したものをリストアップする。体力規定が「ない」ものや、「体力中等度またはやや虚弱」のものをまとめている。横断学習用。チェック用。知識整理用。
このページでは、「漢方処方製剤」の「体力規定がない」ものや、「体力中等度またはやや虚弱」のもの「体力中等度またはそれ以上」のものをまとめています。
選択肢を判別するキーとなる可能性が多々あり、また、数も少ないので、押さえておくべきかと思います。
ヒマな時間に「眺める」くらいで、2~3個が頭に残れば、上々くらいにやってみてください。
「体力」の『しばり』がない漢方処方製剤があります。
実に憶えやすいので、まずは、ここからです。
それは…、
・紫雲膏
・中黄膏
…の「2つ」です。
これら2つは、「皮膚に用いる薬」なのですが、「体力」について、明記されていません。
よって、問題文に、「体力中等度で…」などと問われていて、選択肢に紫雲膏や中黄膏があれば、即効で消去できる、ってな次第です。
「漢方処方製剤の塗り薬、体力規定なし」です。
「体力」が、「体力中等度またはやや虚弱」となっているのは…、
・小青竜湯
・五積散
…の「3つ」です。
「小青竜湯」と「柴胡桂枝湯」は、「かぜ」の漢方処方製剤です。
んで、「五積散」は、「婦人薬」の漢方処方製剤です。
体力のふつうの人に、そして、虚弱な人にも、服用できるので、変な言い方ですが、守備範囲は広いといえます。
こういう「体力」規定は、先の「3つ」しかないので、チェックしておきましょう。
くだらない憶え方ですが、「中弱の5尺の青竜刀が最後け?」です。
「中」は、「体力“中”程度」です。
「弱」は、「体力虚“弱”」です。
「5尺」は、「“五積”散」です。なお、1尺は約30センチで、5尺は約150センチです。
「青竜刀」は、「小“青竜”湯」です。
「最後け?」は、「柴胡桂枝湯(“さいこけ”いしとう)」です。
「中弱」のところがイマイチですが、まあ、頭に残るかと思います。
個人的には、「小青竜湯」だけは、押さえておくべきかと思います。昔も今も、ド頻出の漢方処方製剤です。
体力中等度またはそれ以上
※ 令和4年度の改正により、麻杏甘石湯と神秘湯の虚実は、「体力中等度以上」となりました。
「体力」が、「体力中等度またはそれ以上」となっているのは、「鎮咳去痰」の漢方処方製剤の…、
・神秘湯
…の「2つ」です。
「体力」には、「体力中等度」と「体力中等度以上」というものはあるのですが、「体力中等度またはそれ以上」となっているのは、先の「2つ」だけです。
体力が「中等度」でもいいし、「中等度以上」でもよいということです。
こういう記載なのは、先の「2個」しかないので、押えておきましょう。
憶え方としては、「魔境の秘湯は、中以上」くらいの語呂です。
「魔境」は、「麻杏甘石湯(“まきょう”かんせきとう)」です。
「秘湯」は、「神“秘湯”」です。
「中」は、「体力“中”程度」です。
「以上」は、「体力中等度“以上”」です。
まあ、悪くない語呂なので、使えたら使ってください。
『しばり』の「体力(虚実)」については、以下のページを参考にしてください。
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