登録販売者の「医薬品」の「第1節‐精神神経作用薬」の「鎮痛」に登場する「漢方処方製剤」の体力規定(虚実)・構成生薬・まれ重篤副作用の語呂合わせの解説ページ。
「鎮痛」の漢方処方製剤ですが、「うーむ」という感じです。
「かぜ」に比べると、出題率は、格段に落ちます。
しかし、「かぜ」が頻出だからこそ、その矛先が同節の「鎮痛」に向かう可能性が高いです。
最初のうちは、“ざっくり”やってください。
んで、他の頻出漢方が終わってから、本腰を入れてください。
なお、チェックや再記憶に有用な「逆引き」版もあります。
「【上級者】鎮痛 語呂 逆引き」も、活用してください。
「鎮痛」の「体力規定(虚実)」の語呂合わせをまとめて、解説を付与しています。
「鎮痛」で「体力虚弱」なのは、「桂枝加朮附湯」と「桂枝加苓朮附湯」の2つ。
語呂は、「虚弱な刑事課」。
「鎮痛」で「体力中等度以下」なのは、「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」と「呉茱萸湯」の「2つ」。
語呂は、「イカ醤油」。
「鎮痛」で「体力に関わらず」なのは、「芍薬甘草湯」のみ。
これは、単独で憶える。
「鎮痛」の「体力中等度」は、「逆算」で押える。
先に、「体力に関わらず」と「体力虚弱」と「体力中等度以下」の漢方を見た。
おさらいをすると…、
「鎮痛」で「体力に関わらず」なのは、「芍薬甘草湯」のみ。
「鎮痛」で「体力虚弱」なのは、「桂枝加朮附湯」と「桂枝加苓朮附湯」の2つ。
「鎮痛」で「体力中等度以下」なのは、「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」と「呉茱萸湯」の「2つ」。
…である。
これら以外の「鎮痛」の漢方は、つまり、「薏苡仁湯」と「麻杏薏甘湯」と「疎経活血湯」と「釣藤散」は、すべて「体力中等度」なのである。
よって、上記語呂に出てこない「薏苡仁湯」と「麻杏薏甘湯」と「疎経活血湯」と「釣藤散」は、「逆算して、体力中等度」と把握する。
「鎮痛」の「構成生薬」の語呂合わせをまとめて、解説を付与しています。
「かぜ」の「半夏厚朴湯」と、「鎮痛」の「呉茱萸湯」は、カンゾウ・マオウ・ダイオウが入っていない。
語呂は、「ご飯なし」で憶える。
「鎮痛」のマオウ入りの漢方処方製剤は、「薏苡仁湯」と「麻杏薏甘湯」。
語呂は、「魔境によく委任されたね」で憶える。
本試験では、漢方処方製剤のカンゾウの有無がよく問われる。
第1節の「精神神経に作用する薬」の漢方処方製剤は、その大半に、カンゾウが配合されている。
よって、「逆算」として、「カンゾウなし」のものを憶えることで、「カンゾウ入り」をマスターする。
「カンゾウがない」のは、先に挙げた「ご飯なし」である。
次に、「ダイオウのみ」なのは、「柴胡加竜骨牡蛎湯」である。
当該「柴胡加竜骨牡蛎湯」は、「鎮静」と「疳の薬」である。
参考:鎮静‐柴胡加竜骨牡蛎湯
参考:疳の薬‐柴胡加竜骨牡蛎湯
「ダイオウのみ」の語呂は、「大きなサイの骨」で憶える。
さて、「カンゾウ入り」だが、「ご飯なし」と「大きなサイの骨」の語呂を憶え、“この語呂に入っていないもの”を、「カンゾウ入り」と「逆算」する。
「鎮痛」の「まれ重篤副作用」は、「芍薬甘草湯」の「肝機能障害・間質性肺炎」のみ。
よって、「鎮痛…芍薬甘草湯…カンカン」くらいに憶える。
なお、「芍薬甘草湯」は、「“カン”ゾウ入り」なので、「芍薬甘草湯…カンカンカン」と、まとめて憶えるのもよい。
ある程度、語呂合わせが頭に入った人向けに、「逆引き」のページを作成しました。
チェックや再記憶に有効です。
「鎮痛 語呂合わせ 逆引き」を、活用してください。
★みんなとシェアする