「疳の薬」の語呂合わせ 解説・まとめ

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者の「医薬品」の「第1節‐精神神経作用薬」の「疳の薬」に登場する「漢方処方製剤」の体力規定(虚実)・構成生薬・まれ重篤副作用の語呂合わせの解説ページ。

インデックス

  1. はじめに…優先順位について
  2. 「疳の薬」の「体力規定(虚実)」の語呂合わせ
  3. 「疳の薬」の「構成生薬」の語呂合わせ
  4. 「疳の薬」の「まれ重篤副作用」の語呂合わせ
  5. 上級者リンク:疳の薬 語呂合わせ 逆引き

はじめに…優先順位について

 「疳の薬」の漢方処方製剤ですが、やはり、第一に、「小建中湯」を押えるべきです。

 当該「小建中湯」が最も出題されやすいので、優先して押えましょう。

 残りのは、“ざっくり”でよく、「疳の薬」固有の論点だけ、押えておけばよいでしょう。

 なお、チェックや再記憶に有用な「逆引き」版もあります。

 「【上級者】疳の薬 語呂 逆引き」も、活用してください。

「疳の薬」の「体力規定(虚実)」の語呂合わせ

 「疳の薬」の「体力規定(虚実)」の語呂合わせをまとめて、解説を付与しています。

体力中等度以下

 「疳の薬」で「体力中等度以下」なのは、「桂枝加竜骨牡蛎湯」だけです。

 語呂は、「鎮静」の語呂を再利用して、「刑事課のかみさんが怒る」。

体力中等度

 「疳の薬」で「体力中等度」なのは、「抑肝散」と「抑肝散加陳皮半夏」の「2つ」。

 語呂は、「鎮静」と同じで、「生中欲が抑えられない」。

体力中等度以上

 「疳の薬」で「体力中等度以上」なのは、「柴胡加竜骨牡蛎湯」のみ。

 語呂は、「サイの骨は上」。

 後述するが、「柴胡加竜骨牡蛎湯」は、構成生薬が「ダイオウのみ」である。

 合体した語呂は、後述する。

「疳の薬」の「構成生薬」の語呂合わせ

 「疳の薬」の「構成生薬」の語呂合わせをまとめて、解説を付与しています。

ダイオウのみ

 「ダイオウ」しか入っていないのは、「柴胡加竜骨牡蛎湯」だけ。

 語呂は、「大きなサイの骨」で憶える。

 先に、「体力中等度以上」の語呂に、「サイの骨は上」を挙げた。

 同じ「柴胡加竜骨牡蛎湯」なので、語呂を合体して、「上に大きなサイの骨」くらいに憶えるのもよい。

補足‐カンゾウ入りについて

 「疳の薬」の構成生薬だが、先に挙げた、ダイオウのみの「柴胡加竜骨牡蛎湯」以外は、「カンゾウだけ」である。

 そもそも、第1節の「精神神経に作用する薬」の漢方処方製剤は、その大半に、カンゾウが配合されている。

 よって、「逆算」として、「カンゾウなし」のものを憶えることで、「カンゾウ入り」をマスターする。

 まず、「構成生薬なし」だが、「かぜ」の「半夏厚朴湯」と、「鎮痛」の「呉茱萸湯」は、カンゾウ・マオウ・ダイオウが入っていない。

 これは、語呂の「ご飯なし」で憶える。

 次に、「ダイオウのみ」なのは、先に見た「柴胡加竜骨牡蛎湯」である。

 「ダイオウのみ」の語呂は、「大きなサイの骨」。

 よって、「ご飯なし」と「大きなサイの骨」の語呂を憶え、“この語呂に入っていないもの”を、「カンゾウ入り」と「逆算」する。

 よって、「疳の薬」固有の「小建中湯」は、「カンゾウ入り」となる。

「疳の薬」の「まれ重篤副作用」の語呂合わせ

 「疳の薬」の「まれ重篤副作用」は、「柴胡加竜骨牡蛎湯」の「肝機能障害・間質性肺炎」のみ。

 語呂は、「紫の竜がカンカン」で憶える。

上級者リンク‐疳の薬 語呂合わせ 逆引き

 ある程度、語呂合わせが頭に入った人向けに、「逆引き」のページを作成しました。

 チェックや再記憶に有効です。

 「疳の薬 語呂合わせ 逆引き」を、活用してください。

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