本問は、「医薬品」の「胃腸鎮痛鎮痙薬」についての問題です。ガチ難問の生薬の選択肢が1つあります。これは、解けないです。これ以外の選択肢も、かなりレベルが高く、解けなくても仕方がないです。生薬以外の選択肢は、解けるようにはなっておきましょう。
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本問の難易度は、「難」です。
選択肢aの「パパベリン塩酸塩は、胃液分泌を抑える目的で使用される。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「胃液分泌を抑える目的で使用される」のところです。
「パパベリン塩酸塩」は、「抗コリン成分と異 なり、胃液分泌を抑える作用は見出されない。」となっています。
よく出る記述なので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「エンゴサクは、ナス科ハシリドコロの根茎及び根を基原とし、鎮痛鎮痙作用を期待して配合 される。」ですが、誤った記述です。
ガチ難問です。
「エンゴサク」ですが、「ケシ科の Corydalis turtschaninovii Besser forma yanhusuo Y. H. Chou et C. C. Hsu の塊茎を、通例、湯通ししたものを基原とする生薬」です。
このアルファベット基原は、押さえなくていいです。英検にも出ないですわ。
選択肢の言う「ナス科のハシリドコロの根茎及び根を基原とする生薬」なのは、「ロートコン」です。
これは、できなくても構わないと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、「鎮痛鎮痙作用を期待」のところは、正しい記述です。ここがわかれば、勉強的には、十分です。
選択肢cの「オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされている」ですが、正しい記述です。
「オキセサゼイン」の正しい記述です。
手引きには…、
「オキセサゼインについては、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、」
「胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。」
「精神神経系の副作用として、頭痛、眠 気、めまい、脱力感が現れることがある。」
「妊娠中や小児における安全性は確立されておらず、 妊婦又は妊娠していると思われる女性、15歳未満の小児では、使用を避けることとされて いる」
…とあります。
禁忌がいろいろとあるので、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「ブチルスコポラミン臭化物については、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキ シー)を生じることが知られている。」ですが、正しい記述です。
「抗コリン成分」の「ブチルスコポラミン臭化物」の正しい記述です。
手引きには…、
「ブチルスコポラミン臭化物については、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラ キシー)を生じることが知られている」
…とあります。
なぜだか、他県でもよく出るので、押えておきましょう。
「登録販売者 医薬品 ショック(アナフィラキシー)の副作用のまとめ」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しいものの組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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