第88問‐東京都 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「ステロイド性抗炎症成分」についての問題です。難しいところはありません。基礎・基本事項の出題です。

第88問‐ステロイド性抗炎症成分

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢1

 選択肢1の「ヒドロコルチゾンは、水痘(水疱瘡 ぼうそう )、みずむし、たむしに使用することができる。」ですが、誤った記述です。

 「ヒドロコルチゾン」に限らず、「ステロイド性抗炎症成分」は、「水痘(水疱瘡)、みずむし、たむし等又は化膿している患部については症状を悪化させるおそれがあり、使用を避ける必要がある」となっています。

 「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢2

 選択肢2の「ステロイド性抗炎症成分をコルチゾンに換算して1g又は1mL中0.025mgを 超えて含有する製品では、特に長期連用を避ける必要がある」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 手引きには、選択肢そのまんまが…、

 「ステロイド性抗炎症成分をコルチゾンに換算して1g又は1mL 中 0.025mg を超えて含有す る製品では、特に長期連用を避ける必要がある。」

 …記載されています。

 数字は、常に狙われています。「0.025mg」は、要注意です。「医薬品の数字9」も、一読をば。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢3

 選択肢3の「主なステロイド性抗炎症成分として、デキサメタゾン、プレドニゾロン酢酸エステル、 ケトプロフェン等がある。」ですが、誤った記述です。

 選択肢の言う「デキサメタゾン」と「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」は、「ステロイド性抗炎症成分」です。

 しかし、「ケトプロフェン」は「非ステロイド性抗炎症成分」です。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢4

 選択肢4の「ステロイド性抗炎症成分は、広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹 ・皮膚炎を対象 とするものである。」ですが、誤った記述です。

 配偶者のように、全く違います。

 「広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎を対象とするものではない」となっています。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢5

 選択肢5の「ステロイド性抗炎症成分は、ステロイド骨格を持ち、NSAIDsと呼ばれる」ですが、誤った記述です。

 「NSAIDs」と呼ばれているのは、「非ステロイド性抗炎症成分」です。

 こういう出題もあるので、遺漏なく、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「1」は「誤」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「誤」です。

 「5」は「誤」です。

 「正しいもの」は、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 61問:かぜ(感冒)及びかぜ薬(総合感冒薬)

 62問:漢方処方製剤(かぜ)

 63問:解熱鎮痛成分

 64問:解熱鎮痛薬の配合成分

 65問:眠気防止薬

 66問:乗物酔い(動揺病)及び鎮暈薬(乗物酔い防止薬)

 67問:小児の疳

 68問:鎮咳去痰薬

 69問:去痰成分

 70問:口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)

 71問:胃の薬

 72問:腸の薬

 73問:腸の薬2

 74問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 75問:浣腸薬

 76問:強心薬

 77問:コレステロール及びリポタンパク質

 78問:高コレステロール改善薬

 79問:貧血用薬(鉄製剤)

 80問:循環器用薬

 81問:痔及び痔疾用薬及

 82問:漢方処方製剤(婦人薬)

 83問:鼻炎用点鼻薬

 84問:点眼薬

 85問:眼科用薬

 86問:外皮用薬

 87問:殺菌消毒薬

 88問:ステロイド性抗炎症成分

 89問:外皮用薬

 90問:みずむし・たむし用薬

 91問:歯痛・歯槽膿漏薬

 92問:禁煙補助剤

 93問:滋養強壮保健薬

 94問:滋養強壮保健薬の成分

 95問:漢方処方製剤

 96問:生薬成分

 97問:消毒薬

 98問:消毒薬の配合成分

 99問:衛生害虫及び殺虫剤・忌避剤

 100問:一般用検査薬

令和4年度 東京都 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和4年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

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