第44問‐奈良県 令和5年度（2023年度）過去問と解説
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
本問は、「法規」の「毒薬又は劇薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
第44問‐毒薬又は劇薬
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難易度コメント＋こたえ
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢a
選択肢aの「店舗管理者が薬剤師以外である場合、店舗販売業者は、劇薬を開封して販売しては ならない。」ですが、正しい記述です。
劇薬の開封販売が可能なのは、店舗管理者が薬剤師のときだけです。
手引きには…、
「毒薬又は劇薬については、店舗管理者が薬剤師である店舗販売業者及び医薬品営業 所管理者が薬剤師である卸売販売業者以外の医薬品の販売業者は、開封して、販売等してはなら ないとされている」
…とあります。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢b
選択肢bの「毒薬又は劇薬は、14歳以上の者であっても交付が禁止される場合がある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「１４歳未満の者その他安全な取扱いに不安のある者に交付することは 禁止されている」
…とあります。
まずもって、毒薬・劇薬は、14歳未満の者に交付できません。
そして、です。
たとえ、14歳以上であっても、後段に述べる「安全な取扱いに不安のある者」に該当するなら、交付できなくなります。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、数字は、常に狙われています。
憶え方あります。「毒薬・劇薬の「14歳未満」と「かぎ」の整理とまとめ‐登録販売者 法規」を一読をば。
選択肢c
選択肢cの「一般用医薬品には、毒薬に該当するものはないが、劇薬に該当するものはある。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「劇薬に該当するものはある」のところです。
手引きには…、
「毒薬又は劇薬は、要指導医薬品に該当することはあるが、現在のところ、毒薬又は劇 薬で、一般用医薬品のものはない。」
…とあります。
よく出る記述なので、シッカリと見ておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢d
選択肢dの「劇薬を一般の生活者に対して販売する際、譲受人から交付を受ける文書には、当該 医薬品の使用期間の記載が必要である」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「医薬品の使用期間の記載が必要」のところです。
手引きには…、
「毒薬又は劇薬を、一般の生活者に対して販売又は譲渡する際には、当該医薬品を譲り 受ける者から、品名、数量、使用目的、譲渡年月日、譲受人の氏名、住所及び職業が記入され、署 名又は記名押印された文書の交付を受けなければならない」
…とあります。
よく出るところです。テキストを精読しておきましょう。
「毒薬・劇薬の「譲渡手続」の整理＋濫用の氏名・年齢」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
答え
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解：1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は２回念押し‐最終得点は２～３点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
法規
令和5年度 奈良県
・医薬品に共通する特性と基本的な知識（午前：第1～第20問）
独学向け教材
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
こまごましたもの
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者：語呂合わせ」や「登録販売者：まとめ」、「登録販売者：憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者：医薬品」や「登録販売者：生薬」、「登録販売者：漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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