第58問‐奈良県 令和5年度（2023年度）過去問と解説
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
本問は、「法規」の「苦情・相談」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
第58問‐苦情・相談
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難易度コメント＋こたえ
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢a
選択肢aの「生活者からの苦情等は、消費者団体等の民間団体にも寄せられることがあるが、こ れらの団体では生活者へのアドバイスは行ってはならないとされている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「生活者へのアドバイスは行ってはならないとされている」のところです。
手引きには…、
「生活者からの苦情等は、（独）国民生活センター、各地区の消費生活センタ ー又は消費者団体等の民間団体にも寄せられている。」
「それらの機関、団体等では、生活者への アドバイスのほか、必要に応じて行政庁への通報や問題提起を行っている。」
…とあります。
といいますか、アドバイスした方がいいですよねー。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢b
選択肢bの「独立行政法人国民生活センターは、寄せられた苦情等の内容から、薬事に関する法 令への違反、不遵守につながる情報が見出された場合には、医薬品医療機器等法に基 づき立入検査によって事実関係を確認のうえ、必要な指導、処分等を行っている」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「医薬品医療機器等法に基 づき立入検査によって事実関係を確認のうえ、必要な指導、処分等を行っている」のところです。
独立行政法人国民生活センターには、そういう権能はないです。
「必要な指導、処分」等は、知事や大臣など、医薬行政の機関が行いますね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢c
選択肢cの「消費者団体等の民間団体では、必要に応じて行政庁への通報や問題提起を行ってい る。」ですが、正しい記述です。
選択肢aの解説を、参考にしてください。
消費者団体等の民間団体は、問題提起も行っています。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢d
選択肢dの「医薬品の販売関係の業界団体・職能団体においては、一般用医薬品の販売等に関す る相談を受けつける窓口を、行政庁の許可を受けることなく設置してはならないとさ れている」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「行政庁の許可を受けることなく設置してはならないとさ れている」のところです。
手引きには…、
「医薬品の販売関係の業界団体・職能団体においては、」
「一般用医薬品の販売等に関する 苦情を含めた様々な相談を購入者等から受けつける窓口を設置し、」
「業界内における自主的な チェックと自浄的是正を図る取り組みもなされている。」
…とあります。
手引きに、許可ウンヌンの記述はありません。
まあ、許可までいらんやろー的に、常識的に判断できるかと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
答え
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
正解：5
法規
令和5年度 奈良県
・医薬品に共通する特性と基本的な知識（午前：第1～第20問）
独学向け教材
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