第15問‐奈良県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「医薬品選択と受診勧奨」についての出題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第15問‐医薬品選択と受診勧奨

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「一般用医薬品の販売等に従事する専門家は、症状が重いとき(例えば、高熱や激し い腹痛がある場合等)でも、まず、一般用医薬品を使用して症状の緩和を図るよう勧 めるべきである。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「まず、一般用医薬品を使用して症状の緩和を図るよう勧 めるべき」のところです。

 たとえにある「高熱や激し い腹痛がある場合」ですが、これは、「受診勧奨」に該当します。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「一般用医薬品の販売等に従事する専門家は、購入者等に対して常に科学的な根拠に 基づいた正確な情報提供を行い、セルフメディケーションを適切に支援していくこと が期待されている」ですが、正しい記述です。

 「セルフメディケーション」の正しい記述です。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「一般用医薬品を使用する者は、一般用医薬品を一定期間若しくは一定回数使用して も症状の改善がみられない又は悪化したときには、医療機関を受診して医師の診療を 受ける必要がある」ですが、正しい記述です。

 選択肢のケースも、「受診勧奨」です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「一般用医薬品の販売等に従事する専門家による情報提供は、必ずしも医薬品の販売 に結びつけるのでなく、医療機関の受診を勧めたり、医薬品の使用によらない対処を 勧めることが適切な場合があることにも留意する必要がある」ですが、正しい記述です。

 これも、そのとおりの記述です。

 「医薬品の販売に結びつけない」と「医薬品の使用によらない対処」がポイントです。

 登録販売者は、薬をガンガン売ればいいわけではないのですね。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:5

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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基本知識

 1問:医薬品の本質

 2問:医薬品のリスク評価

 3問:健康食品

 4問:医薬品の副作用

 5問:アレルギー(過敏反応)

 6問:医薬品の不適正な使用と副作用

 7問:医薬品の相互作用

 8問:医薬品と食品との飲み合わせ

 9問:小児等

 10問:高齢者

 11問:妊婦又は妊娠していると思われる女性

 12問:医療機関で治療を受けている人

 13問:プラセボ効果

 14問:医薬品の品質

 15問:医薬品選択と受診勧奨

 16問:コミュニケーション

 17問:薬害・薬害訴訟

 18問:スモン訴訟

 19問:HIV訴訟

 20問:CJD及びCJD訴訟

令和5年度 奈良県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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