第10問‐奈良県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「高齢者」を問う問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第10問‐高齢者

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「一般に生理機能が衰えつつあり、特に、肝臓や腎臓の機能が低下していると医薬品 の作用が強く現れやすく、若年時と比べて副作用を生じるリスクが高くなる。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「年齢からどの程度副作用を生じるリスクが増大しているかを判断することが容易で あるため、一般用医薬品の販売等に際しては、年齢のみに着目して情報提供や相談対 応することが重要である」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「年齢からどの程度副作用を生じるリスクが増大しているかを判断することが容易で ある」のところです。

 手引きには…、

 「高 齢者であっても基礎体力や生理機能の衰えの度合いは個人差が大きく、年齢のみから一概に どの程度リスクが増大しているかを判断することは難しい

 …とあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「医薬品の取り違えや飲み忘れを起こしやすいなどの傾向もあり、家族や周囲の人(介 護関係者等)の理解や協力も含めて、医薬品の安全使用の観点からの配慮が重要とな ることがある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 難しく考えないで、解答してください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「持病(基礎疾患)を抱えていることが多く、一般用医薬品の使用によって基礎疾患 の症状が悪化したり、治療の妨げになる場合がある」ですが、正しい記述です。

 これも、そのとおりの記述です。解説のしようがありません。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:4

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基本知識

 1問:医薬品の本質

 2問:医薬品のリスク評価

 3問:健康食品

 4問:医薬品の副作用

 5問:アレルギー(過敏反応)

 6問:医薬品の不適正な使用と副作用

 7問:医薬品の相互作用

 8問:医薬品と食品との飲み合わせ

 9問:小児等

 10問:高齢者

 11問:妊婦又は妊娠していると思われる女性

 12問:医療機関で治療を受けている人

 13問:プラセボ効果

 14問:医薬品の品質

 15問:医薬品選択と受診勧奨

 16問:コミュニケーション

 17問:薬害・薬害訴訟

 18問:スモン訴訟

 19問:HIV訴訟

 20問:CJD及びCJD訴訟

令和5年度 奈良県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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