第8問‐奈良県 令和5年度（2023年度）過去問と解説
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
本問は、「基本知識」の「医薬品と食品との飲み合わせ」への作用の問題です。テキストを精読し、過去問演習を繰り返していれば、まず、解ける問題です。貴重な1点を確保です。
第8問‐医薬品と食品との飲み合わせ
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難易度コメント＋こたえ
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢a
選択肢aの「医薬品的な効能効果が標榜又は暗示されていなければ、食品（ハーブ等）として流 通可能なものもあり、これが医薬品と相互作用を生じる場合がある。」ですが、正しい記述です。
たとえば、生薬の「カンゾウ」は、甘味料として食品に含まれていることがあるので、医薬品の成分によっては、相互作用の生じる可能性があります。
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よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢b
選択肢bの「ビタミンＡ等のように、食品中に医薬品の成分と同じ物質が存在するために、それ らを含む医薬品と食品を一緒に服用すると過剰摂取となるものもある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢c
選択肢cの「酒類（アルコール）の慢性的な摂取は、医薬品の吸収や代謝に影響を与えることが あり、例えばアセトアミノフェンでは通常より代謝されにくくなる。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「通常より代謝されにくくなる」のところです。
「酒類（アルコール）の慢性的な摂取」は、肝臓の代謝が高まるので、逆に、「通常よりも代謝されやすくなり、体内から医薬品が速く消失して十分な薬効が得ら れなくなることがある。」となります。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、「アセトアミノフェン」は、押えておきましょう。他県にて、直に問われたことがあります。
たとえば、「酒類（アルコール）をよく摂取する者だと、通常よりも代謝されやすくなるものは？」→「答え：アセトアミノフェン」といった出題がありました。
選択肢d
選択肢dの「外用薬であれば、食品の摂取によって、その作用や代謝が影響を受ける可能性はな い。」ですが、誤った記述です。
全体的に間違っています。
手引きには…、
「外用薬や注射薬であっても、食品によって医薬品の作用や代謝に影響を受ける可能 性がある。」
…とあります。
なぜだか、他県でもよくよく出る記述なので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
答え
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解：1
基本知識
令和5年度 奈良県
・医薬品に共通する特性と基本的な知識（午前：第1～第20問）
独学向け教材
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