第47問‐奈良県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「法規」の「医薬品の販売業の許可」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第47問‐医薬品の販売業の許可

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「薬局の開設許可を受けた区域において一般用医薬品を販売する場合には、薬局の開 設許可に加えて、店舗販売業の許可を受ける必要がある。」ですが、誤った記述です。

 薬局の許可があれば、店舗販売業の許可は無用です。重複になるからでしょう。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「医薬品の販売業の許可は、5年ごとに、その更新を受けなければ、その期間の経過 によって、その効力を失う。」ですが、誤った記述です。

 超絶定番の数字問題です。

 間違っているのは、「5年ごと」のところです。

 正しくは、「6年ごと」です。

 数字は、常に狙われています。「法規の数字」を一読をば。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「医薬品の販売業の許可を受ければ、販売のために医薬品をあらかじめ小分けするこ とができる。」ですが、誤った記述です。

 手引きには、「医薬品をあらかじめ小分けし、販売する行為は、無許可製造、無許可製造販売に該当 するため、認められない」とあります。

 よく出る論点なので、押えておきましょう。

 「医薬品の分割販売と、毒薬・劇薬の開封販売のまとめ‐登録販売者 法規」も、参考にしてください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「店舗販売業、配置販売業又は卸売販売業のうち、一般の生活者に対して医薬品を販売することができるのは、店舗販売業のみである」ですが、誤った記述です。

 配置販売業も、一般の生活者に対して医薬品を販売できます。

 配置販売業ですが、いわゆる、「富山の薬売り」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 誤解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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法規

 41問:医薬品医療機器等法第57条第1項

 42問:医薬品の定義と範囲

 43問:要指導医薬品

 44問:毒薬又は劇薬

 45問:容器被包記載事項

 46問:医薬部外品

 47問:医薬品の販売業の許可

 48問:化粧品

 49問:医薬品の陳列

 50問:販売従事登録

 51問:保健機能食品等の食品

 52問:特定販売

 53問:リスク区分に応じた陳列

 54問:リスク区分に応じた情報提供

 55問:薬局における特定販売

 56問:濫用等のおそれがあるものとして厚生労働大臣が指定する医薬品

 57問:医薬品の販売方法

 58問:医薬品の販売広告

 59問:配置販売業届け出事項

 60問:監督処分

令和4年度 奈良県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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