第29問‐奈良県 令和4年度（2022年度）過去問と解説
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
本問は、「人体」の「血液」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
第29問‐血液
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難易度コメント＋こたえ
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢a
選択肢aの「アルブミンは、血液の浸透圧を保持する働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分 等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにく くする。」ですが、正しい記述です。
「アルブミン」の正しい記述です。
カタカナ語句については、「アルブミン・グロブリン（血漿）」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢b
選択肢bの「ヘモグロビンは、酸素が少ないところで酸素分子と結合し、酸素と二酸化炭素が多 いところで酸素分子を放出する性質がある。」ですが、誤った記述です。
配偶者のように、めちゃくちゃな選択肢です。
選択肢のように、「酸素が少ないところで酸素分子と結合」だと、だたでさえ少ない酸素が、ますますなくなってしまいます。
正しくは、「酸素量の多いところ（肺胞の毛細血管） で酸素分子と結合し、酸素が少なく二酸化炭素が多いところ（末梢組織の毛細血管）で 酸素分子を放出する性質がある」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢c
選択肢cの「白血球のうち好中球は、最も数が少なく、白血球の約５％であるが、血管壁を通り 抜けて組織の中に入り込むことができ、感染が起きた組織に遊走して集まり、細菌や ウイルス等を食作用によって取り込んで分解する。」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「最も数が少なく、白血球の約５％」なのは、「単球」です。
「好中球」は、「最も数が多く、白血球の約６０％を占めている」です。
定番論点です。「登録販売者の「人体の働きと医薬品（人体）」の白血球の憶え方とまとめ」などで、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢d
選択肢dの「血管の損傷部位では、血小板から放出される酵素によって血液を凝固させる一連の 反応が起こり、血漿タンパク質の一種であるフィブリノゲンが傷口で重合して線維状 のとなる。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。「フィブリノゲン→フィブリン」です。
カタカナ語句については、「フィブリノゲン・フィブリン（血小板）」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
答え
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
正解：4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は２回念押し‐最終得点は２～３点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
人体
令和4年度 奈良県
・医薬品に共通する特性と基本的な知識（午前：第1～第20問）
独学向け教材
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者：語呂合わせ」や「登録販売者：まとめ」、「登録販売者：憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者：医薬品」や「登録販売者：生薬」、「登録販売者：漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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