第35問‐奈良県 令和4年度（2022年度）過去問と解説
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
本問は、「人体」の「医薬品の代謝及び排泄」についての問題です。基本問題です。テキストを精読しておきましょう。難しいところはありません。
第35問‐医薬品の代謝及び排泄
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難易度コメント＋こたえ
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢a
選択肢aの「医薬品の有効成分が代謝を受けると、作用を失ったり、作用が現れたり、あるいは 体外へ排泄されやすい水溶性の物質に変化する。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
なお、他県では、「水溶性」が「“脂”溶性」などに変えられていたので、注意してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢b
選択肢bの「排泄とは、代謝によって生じた物質（代謝物）が尿等で体外へ排出されることであ り、有効成分は未変化体のままで、あるいは代謝物として、主に、腎臓から尿中へ、 肝臓から胆汁中へ、又は肺から呼気中へ排出される。」ですが、正しい記述です。
これまた、そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
尿、胆汁、呼気のところは、チェックしておきましょう。出た県があります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢c
選択肢cの「経口投与された医薬品の多くは、その有効成分が消化管の毛細血管から血液中に移 行し、その後全身循環に入る前に、門脈を経由して、肝臓に存在する酵素の働きで代 謝を受ける。」ですが、正しい記述です。
キーワードの「門脈」と、「肝臓」は、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢d
選択肢dの「多くの有効成分は、血液中で血漿タンパク質と結合して複合体を形成しているが、 薬物代謝酵素の作用により代謝されてしまう。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「薬物代謝酵素の作用により代謝されてしまう」のところです。
正しくは、「薬物代謝酵素の作用で代謝されず、またトランスポ ーターによって輸送されることもない。」です。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
答え
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解：1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は２回念押し‐最終得点は２～３点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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令和4年度 奈良県
・医薬品に共通する特性と基本的な知識（午前：第1～第20問）
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