本問は、「人体」の「消化器系に現れる副作用」についての問題です。難しいところはありません。ほぼ取れるはずです。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「イレウス様症状は、医薬品の作用によって腸管運動が麻痺して、腸内容物の通過が 妨げられ、激しい腹痛やガス排出(おなら)の停止、嘔吐、腹部膨満感を伴う著しい便 秘が現れる。」ですが、正しい記述です。
「イレウス様症状」、つまり、「腸閉塞」の正しい記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「消化性潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されて、粘膜組織の一部が粘膜筋板 を超えて欠損する状態である。」ですが、正しい記述です。
「消化性潰瘍」の正しい記述です。テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「消化性潰瘍は、悪化すると、腸内細菌の異常増殖によって全身状態の衰弱が急激に 進行する可能性がある。」ですが、誤った記述です。
選択肢の言うような「腸内細菌の異常増殖によって全身状態の衰弱が急激に 進行する」のは、「イレウス様症状(腸閉塞様症状)」です。
潰瘍なのに、選択肢には、「腸内細菌」ウンヌンとあるので、ここでも、おかしいと判断できるかと思います。
なお、消化性潰瘍の症状ですが、「胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐きけ、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が黒くなる」です。テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「浣腸剤や坐剤の使用によって現れる一過性の症状に、肛門部の熱感等の刺激、異物 の注入による不快感、排便直後の立ちくらみなどがある」ですが、正しい記述です。
選択肢の記述は、「1)消化器系に現れる副作用」の「(c) その他」からの出題です。
手引きには…、
「また、浣腸剤や坐剤の使用によって現れる一過性の症状に、肛門部の熱感等の刺激、異物の注入による不快感、排便直後の立ちくらみなどがある。」
「添付文書等には、それらの症状が継続したり、症状に増強が見られた場合には、その医薬品の使用を中止して、専門家に相談するよう記載されている」
…とあります。
最近の試験では、副作用のほとんどすべてが問われているので、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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