登録販売者 過去問＋解説 関西広域連合 令和7年度（2025年度）第120問
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
本問は、「適正使用」の「ロペラミド塩酸塩」についての問題です。一問丸ごとジプロフィリンの問題です。「使用しない」と「相談すること」とが問われていて、厄介です。今後の出題に備えて、復習だけはしておきましょう。
第120問‐ロペラミド塩酸塩
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難易度コメント＋こたえ
本問の難易度は、「難」です。
解説
当該ロペラミド塩酸塩は、「適正使用」でも要注意の成分です。
優先して、テキストを精読しておきましょう。
参考：使用しない 小児
参考：運転操作しない
選択肢a
選択肢aの「肝臓病の診断を受けた人は、「相談すること」とされている。」ですが、誤った記述です。
ロペラミド塩酸塩に、そのような禁忌はないです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、「肝臓病」で「相談すること」なのは…、
・小柴胡湯
・アスピリン、アスピリンアルミニウム、 エテンザミド、イブプロフェン、イソプ ロピルアンチピリン、アセトアミノフェ ン
・サントニン
・ピペラジンリン酸塩等のピペラジンを 含む成分
・ガジュツ末・真昆布末を含む製剤
…となっています。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、押えておきましょう。
選択肢b
選択肢bの「授乳中の人は、「相談すること」とされている。」ですが、正しい記述です。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢c
選択肢cの「けいれんの症状がある人は、「相談すること」とされている。」ですが、誤った記述です。
ロペラミド塩酸塩に、そのような禁忌はないです。
なお、「けいれん」で「相談すること 」となるものは、「ピペラジンリン酸塩水和物等のピペラ ジンを含む成分」だけです。押えておきましょう。
この選択肢は、取りたいですね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢d
選択肢dの「出産予定日１２週以内の妊婦は、「使用（服用）しないこと」とされてい る。」ですが、誤った記述です。
ロペラミド塩酸塩に、そのような禁忌はないです。
「出産予定日１２週以内の妊婦」が「使用（服用）しないこと」なるのは、「アスピリン、アスピリンアルミニウム、イ ブプロフェン」だけです。
先の「出産予定日１２週以内の妊婦」は、「適正使用」で定番論点なので、勉強した人なら、この選択肢を取れたと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
答え
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解：3
当該年度の過去問は、以上です。お疲れ様でした！！
適正使用
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├115問：使用しない‐１５歳未満の小児
├116問：相談すること‐高齢者
├117問：相談すること‐基礎疾患
├118問：使用しない‐連用しない
├119問：相談すること‐甲状腺機能障害
└120問：ロペラミド塩酸塩
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