本問は、「適正使用」の「相談すること‐基礎疾患」についての問題です。「相談すること」の基礎疾患が問われています。数が多くて到底ここまで押さえられません。捨て問上等ですね。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、解けるようにはなっておきましょう。
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本問の難易度は、「難」です。
難問です。
最終的に問いと答えを憶えて、解けるようになればそれで十分です。
選択肢aの「高血圧‐アセトアミノフェンが配合された解熱鎮痛薬」ですが、誤った記述です。
高血圧が「相談すること」となるのは…、
「アドレナリン作用成分が配合された鼻 炎用点鼻薬」
「メチルエフェドリン塩酸塩、トリメトキ ノール塩酸塩水和物、フェニレフリン塩 酸塩、メトキシフェナミン塩酸塩等のア ドレナリン作動成分」
「マオウ」
「グリチルリチン酸二カリウム、グリチル レチン酸、カンゾウ等のグリチルリチン 酸を含む成分 (1日用量がグリチルリチン酸として 40mg 以上、又はカンゾウとして1g以 上を含有する場合)」
…となっています。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「腎臓病‐スクラルファートが配合された胃腸薬」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
「腎臓病」で「相談すること」となるのは…、
「アスピリン、アスピリンアルミニウム、 エテンザミド、イブプロフェン、アセト アミノフェン」
「グリチルリチン酸二カリウム、グリチル レチン酸、カンゾウ (1日用量がグリチルリチン酸として 40mg 以上、又はカンゾウとして1g以 上を含有する場合)」
「スクラルファート、水酸化アルミニウム ゲル、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、 ケイ酸アルミニウム、合成ヒドロタルサ イト、アルジオキサ等のアルミニウムを 含む成分が配合された胃腸薬、胃腸鎮痛 鎮痙 薬」
「 制酸成分を主体とする胃腸薬」
「酸化マグネシウム、水酸化マグネシウ ム、硫酸マグネシウム等のマグネシウム を含む成分、硫酸ナトリウムが配合され た瀉 下薬」
「 ピペラジンリン酸塩等のピペラジンを 含む成分、プソイドエフェドリン塩酸塩」
…となっています。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「心臓病‐グリセリンが配合された浣腸薬」ですが、正しい記述です。
「心臓病」で「相談すること」となるのは…、
「アドレナリン作動成分が配合された鼻 炎用点鼻薬」
「メチルエフェドリン塩酸塩、トリメトキ ノール塩酸塩水和物、フェニレフリン塩 酸塩、メトキシフェナミン塩酸塩等のア ドレナリン作動成分、ジプロフィリン」
「マオウ」
「スコポラミン臭化水素酸塩水和物、メチ ルオクタトロピン臭化物、イソプロパミ ドヨウ化物等の抗コリン成分」
「ロートエキス」
「アスピリン、アスピリンアルミニウム、 エテンザミド、イブプロフェン、アセト アミノフェン」
「グリチルリチン酸の塩類、カンゾウ又は そのエキス (1日用量がグリチルリチン酸として 40mg 以上、又はカンゾウとして1g以 上を含有する場合)」
「硫酸ナトリウム」
「グリセリンが配合された浣 腸薬」
…となっています。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「肝臓病‐酸化マグネシウムが配合された瀉 下薬」ですが、誤った記述です。
「肝臓病」で「相談すること」となるのは…、
「小柴胡湯」
「アスピリン、アスピリンアルミニウム、 エテンザミド、イブプロフェン、イソプ ロピルアンチピリン、アセトアミノフェン 」
「サントニン」
「ピペラジンリン酸塩等のピペラジンを 含む成分」
…となっています。
サントニンとピペラジンリン酸塩の「肝臓病・・・相談すること」は、「医薬品」でも出るので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
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