本問は、「適正使用」の「医薬品副作用被害救済制度」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「医薬品の副作用により一定の健康被害が生じた場合には、適正に使用し たかどうかにかかわらず、医療費等の給付を行い、これにより被害者の迅速 な救済を図る制度である。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「適正に使用し たかどうかにかかわらず」のところです。
救済制度の対象は、あくまで、医薬品を適正に使用したときです。
不適切使用まで補償する必要はないですね。なんのための添付文書や情報提供なの?となります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「救済給付業務に必要な費用のうち、給付費については、製造販売業者から 年度ごとに納付される拠出金が充てられる」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
ちなみに、事務費は、「事務費については、その2分の1相当額は国庫補助により賄われている」です。ここも出るので、併せて、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「健康被害が医薬品の副作用によると診断した医師が、独立行政法人医薬 品医療機器総合機構(PMDA)に対して給付請求を行うことになっている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「健康被害が医薬品の副作用によると診断した医師」のところです。
給付請求は、「本人またはその家族」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「PMDAは、(公財)友愛福祉財団からの委託を受けて、血液製剤による ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染者・発症者に対する健康管理費用の支 給等を行っている。」ですが、正しい記述です。
なかなか小難しい選択肢ですね。
難しく考えないで、解答してください。
まずもって、「PMDA」は、総合機構の略称です。
そして、手引きには…、
「総合機構においては、関係製薬企業又は国からの委託を受けて、裁判上の和解が 成立したスモン患者に対して健康管理手当や介護費用の支払業務を行っている。また、(公財) 友愛福祉財団からの委託を受けて、血液製剤によるHIV感染者・発症者に対する健康管理費用 の支給等を行っている。」
…とあります。
本問では、「総合機構」のところが「PMDA」に変えられているわけですね。略称として正しいので、主語部分は、〇です。
また、後半部分の支援業務等も、手引きの記述のとおりなので、〇です。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。
登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。
★みんなとシェアする