本問は、「法規」の「広告」についての問題です。難しいところはありません。テキストや過去問で、基礎・基本事項を押えて臨んでください。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「アンズやアンズを加工して製造された食品の記事に、キョウニンの効能 効果を説明し、広告してよい。」ですが、誤った記述です。
食品に、医薬品の成分でもある生薬のキョウニンの効能効果を付加したらダメですよね。
食品に医薬品的な効果があると誤認してしまいます。
たとえば、杏仁豆腐に、「喉にいい!」とかの広告をすると医薬品扱いになるのでダメよ、といった次第です。
手引きには…、
「医薬品でない製品について医薬品的な効能 効果があるように見せかけ、一般の生活者に誤認を与えるおそれがある場合には、必要な承認等 を受けていない医薬品の広告とみなされることがある」
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「キョウニンが漢方処方製剤の構成生薬のひとつであるとき、キョウニン の効能効果のみをもって、この漢方処方製剤の効能効果を説明してはなら ない。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。定番論点ですね。
手引きには…、
「漢方処方製剤の効能効果は、配合されている個々 の生薬成分が相互に作用しているため、それらの構成生薬の作用を個別に挙げて説明することも 不適当である」
…とあります。
広告の超定番論点です。間違えちゃダメですよ。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「一般用医薬品と同じ有効成分を含有する医療用医薬品の効能効果をその まま標榜 する広告は、承認されている内容を正確に反映した広告とはいえ ない。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
医療用医薬品と聞くと、よく効きそうと誤認する可能性が高まりますもんね。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「チラシやパンフレット等の同一紙面に、医薬品と、食品、化粧品、雑貨類 等の医薬品ではない製品を併せて掲載することは認められていない。」ですが、誤った記述です。
ドラッグストアのチラシを一度見てください。
食品やら医薬品やらが同一紙面に載っているはずです。法的に禁じられていないからです。
手引きには…、
「チラシやパンフレット等の同一紙面に、医薬品と、食品、化粧品、雑貨類等の医薬品で はない製品を併せて掲載すること自体は問題ない」
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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