登録販売者 過去問+解説 関西広域連合 令和7年度(2025年度)第88問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「法規」の「化粧品」についての問題です。難しいところはありません。基礎・基本事項の出題です。

第88問‐化粧品

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「化粧品は、「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌 を変え、又 は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つ」の範囲内においてのみ効能効果を表 示・標榜 することができる。」ですが、正しい記述です。

 「化粧品」の正しい記述です。

 定義は、意識して読み込んでおきましょう。特に出るようになっています。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「化粧品的効能効果を標榜 することは、化粧品のみに認められる。」ですが、誤った記述です。

 化粧品的効能効果の標榜ですが、一部の医薬部外品にも認められています。薬用化粧品、 薬用石けん、薬用はみがき等とかです。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「化粧品を業として製造販売する場合は、法に基づき、製造販売業の許可を 取得し、品目ごとにあらかじめ届出を行うか、承認を得る必要がある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 手引きには…、

 「化粧品を業として製造販売する場合には、製造販売業の許可を受けた者が、あらかじめ品目ご との届出を行う必要がある。ただし、厚生労働大臣が指定する成分を含有する化粧品である場合は、品目ごとの承認を得る必要がある」

 …とあります。

 化粧品は、「届出、一部承認」と押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「化粧品には、医薬品の成分が配合されることはない。」ですが、誤った記述です。

 手引きには…、

 「化粧品の成分本質(原材料)についても、原則として医薬品の成分を配合してはならないこと とされており、配合が認められる場合にあっても、添加物として使用されているなど、薬理作用 が期待できない量以下に制限されている」

 …とあります。

 ですから、化粧品に医薬品の成分が入っていることもあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

法規

 81問:登録販売者

 82問:医薬品の定義

 83問:要指導医薬品

 84問:毒薬又は劇薬

 85問:一般用医薬品のリスク区分

 86問:容器被包記載事項

 87問:医薬部外品

 88問:化粧品

 89問:保健機能食品等

 90問:医薬品の販売業

 91問:薬局

 92問:店舗販売業

 93問:配置販売業

 94問:情報提供

 95問:第一類医薬品の提供事項

 96問:医薬品の陳列

 97問:店舗の掲示事項

 98問:特定販売

 99問:広告

 100問:医薬品の販売方法

令和7年度 関西広域連合 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和7年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

 登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。

みんなとシェアする