本問は、「適正使用」の「企業からの医薬品の副作用等の報告制度」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。「医薬品」で勉強したことを思い出しながら、解答してください。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「製造販売業者等が、その製造販売をし、又は承認を受けた医薬品について、 その副作用等によるものと疑われる健康被害の発生等を知ったときは、そ の旨を定められた期限までに都道府県知事に報告することが義務づけられ ている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「都道府県知事」のところです。
正しくは、「厚生労働 大臣」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「薬局開設者、医療施設の開設者、医薬品の販売業者又は医師、歯科医師、 薬剤師に加え、登録販売者も製造販売業者が行う副作用等の情報収集に協 力するよう努めなければならない。」ですが、正しい記述です。
協力するのは、努力義務です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「製造販売業者には、医療用医薬品で使用されていた有効成分を一般用医 薬品で初めて配合したものについて、承認後の一定期間、安全性に関する調 査及び調査結果の厚生労働省への報告が求められている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「医療用医薬品で使用されていた 有効成分を一般用医薬品で初めて配合したものについては、」
「承認条件として承認後の一定期間 (概ね3年)、安全性に関する調査及び調査結果の報告が求められている。」
「要指導医薬品は、上 記と同様に調査結果の報告が求められている。」
…とあります。
そうした方がいいですよねー。
数字の「概ね3年」が他県で問われたことがあります。チェックしておきましょう。
「適正使用の数字」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「医薬品の市販後においても、常にその品質、有効性及び安全性に関する情 報を収集することが、医薬品の適切な使用を確保する観点からも、企業責任 として重要なことである。 」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
「基本知識」で学んだ「製造販売後の調査及び試験の実施基準‐Good Post-marketing Study Practice (GPSP)」とかの存在を思い出してください。
薬を作って売った後も大事なんですよ。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。
登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。
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