本問は、「基本知識」の「HIV訴訟」についての出題です。薬害の歴史を問う選択肢が1つあり、判断に迷いますが、その選択肢ができなくても、他の選択肢から最終解答は導けます。解けるようにはなっておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
「HIV訴訟」の問題です。ド定番論点です。
「HIV訴訟のポイントまとめ」を参考にしてください。
「薬害」については、細かいところまで問われるので、テキストの精読が必須です。
選択肢aの「血友病患者が、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が混入した原料血漿か ら製造された免疫グロブリン製剤の投与を受けたことにより、HIVに感 染したことに対する損害賠償訴訟である。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「免疫グロブリン製剤」のところです。
正しくは、「血液 凝固因子製剤」です。
基本問題です。確実に取りましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、選択肢の「免疫グロブリン製剤」なるものは、手引きになかったです。出題者のハッタリなので、無視していいです。
ちなみに、手引きに出てくるのは、「免疫グロブリン」で、「人体」の「血漿」のところで出てきます。
「免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異 物を特異的に認識する抗体としての役割を担う」となっています。
選択肢bの「本訴訟の和解を踏まえ、国は、薬害の再発を防止するための様々な取り組み を推進したが、その後、サリドマイド訴訟、スモン訴訟が相次いで起こった」ですが、誤った記述です。
歴史的な問題です。
HIV訴訟は、1989年5月に大阪地裁、同年10月に東京地裁で提 訴されました。
対して、サリドマイド訴訟は、1963年6月に製薬企業を被告として、さらに翌年12月には国及び製薬企業を被告として提訴されました。
そして、スモン訴訟は、1971年5月に国及び製薬企業を被告として提訴されました。
流れ的には、サリドマイド訴訟→スモン訴訟→HIV訴訟です。
また、和解確認書には、「サリドマイド、キノホルムの医薬品副作用被害に関する 訴訟の和解による解決に当たり、前後2回にわたり、薬害の再発を防止するため最善の努力 をすることを確約したにもかかわらず、再び本件のような医薬品による悲惨な被害を発生さ せるに至ったことを深く反省」とあるので、ここからも、判断できるかと思います。
まあ、テキストの記述の順番を思い出してみてください。起きた順に書かれてます。
本問は、先に述べたように歴史の問題ですが、年号等を憶える必要は、ないと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「本訴訟を踏まえ、医薬品の副作用等による健康被害の再発防止に向けた 取り組みの一つとして、製薬企業に対し、感染症報告の義務づけ等を内容と する薬事法の改正が行われた」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「HIV感染者に対する恒久対策のほか、医薬品の副作用等による健康被害の再発防止に向 けた取り組みも進められ、」
「医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構(当時)との連携によ る承認審査体制の充実、製薬企業に対し従来の副作用報告に加えて感染症報告の義務づけ、」
「 緊急に必要とされる医薬品を迅速に供給するための「緊急輸入」制度の創設等を内容とする 改正薬事法が1996年に成立し、翌年4月に施行された。」
…とあります。
このあたり、ガチ暗記は無用ですが、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「本訴訟を契機に、血液製剤の安全確保対策として検査や献血時の問診の 充実が図られた」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「血液製剤の安全確保対策 として検査や献血時の問診の充実が図られるとともに、薬事行政組織の再編、情報公開の推 進、健康危機管理体制の確立等がなされた」
…とあります。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。
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