本問は、「人体」の「血液」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「血液の粘稠性は、主として血漿の水分量や白血球の量で決まる。」ですが、誤った記述です。
そこが出るかい!と突っ込む選択肢です。
間違っているのは、「白血球」のところです。
正しくは、「赤血球」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
ところで、「血漿」の論点では、「血中脂質量は、(血液の粘稠性に)ほとんど影響を与えない」も、試験に出ます。
脂っこいものを食べても、血はドロドロにはならないってな次第です。テキストで確認しておきましょう。
選択肢bの「アルブミンは、血液の浸透圧を保持する働きがある。」ですが、正しい記述です。
「アルブミン」の正しい記述です。
手引きには…、
「アルブミンは、血液の浸透圧を保持する(血漿成分が血管から組織中に漏れ出るのを防 ぐ)働きがあるほか、」
「ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によ って運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。」
…とあります。
ここまで、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「赤血球は、中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、血液全体の約10%を占める。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「約10%」のところです。
正しくは、「約40%」です。
数字は、常に狙われています。「人体の数字2」を一読をば。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、選択肢の言う「中央部がくぼんだ円盤状の細胞」は、正しいです。
選択肢dの「リンパ球は、血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むと、マクロファージと呼ばれる。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「リンパ球」のところです。
正しくは、「単球」です。
マクロファージ(貪食細胞)と呼ばれるのは、「単球」ですね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、「リンパ球」ですが、手引きには…、
「白血球の約1/3を占め、血液のほかリンパ液にも分布して循環し ている。」
「リンパ節、脾臓等のリンパ組織で増殖し、細菌、ウイルス等の異物を認識 したり(T細胞リンパ球)、それらに対する抗体(免疫グロブリン)を産生する(B 細胞リンパ球)。」
…となっています。
こちらも押えておきましょう。
参考:免疫グロブリン(白血球)
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする