本問は、「人体」の「感覚器系に現れる副作用」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「コリン作動成分が配合された医薬品によって、眼圧が上昇することがある。」ですが、誤った記述です。
配偶者のような愚問です。
間違っているのは、「コリン作動成分」のところです。
正しくは、「抗コリン作用」です。
「抗コリン成分」の副作用は、眼圧上昇や排尿困難でしたね。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「眼圧の上昇に伴って、頭痛や吐きけ・嘔 吐等の症状が現れることもある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「眼圧の上昇に 伴って、頭痛や吐きけ・嘔 吐等の症状が現れることもある。」
「高眼圧を長時間放置すると、視 神経が損傷して不可逆的な視覚障害(視野欠損や失明)に至るおそれがあり、速やかに眼科 専門医の診療を受ける必要がある。」
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「高眼圧を長時間放置すると、視神経が損傷して視野欠損といった視覚障 害に至るおそれがあるが、この症状は可逆的である。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「可逆的」のところです。
正しくは、「不可逆的」です。
先の選択肢bの解説を参考にしてください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「瞳の拡大(散瞳)を生じる可能性のある成分が配合された医薬品を使用し た後は、乗物や機械類の運転操作を避けなければならない」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「医薬品によっては、瞳の拡大(散瞳)による異常な眩 しさや目のかすみ等の副作用が現れ ることがある。」
「眠気と同様に、そのような症状が乗物や機械類の運転操作中に現れると重大 な事故につながるおそれがあるので、散瞳を生じる可能性のある成分が配合された医薬品を 使用した後は、そうした作業は避けなければならない。」
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
ちなみに、選択肢の言う「散瞳を生じる可能性のある成分が配合された医薬品」には、「スコポラミン臭化水素酸塩」や「メチルオクタトロピン臭化物」などが該当します。
「適正使用」の「運転操作しない」を、参考にしてください。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
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