本問は、「医薬品」の「腸の薬及びその配合成分」についての問題です。生薬と漢方処方製剤の選択肢が1つずつあります。最終解答に影響があるため、確答の難しい問題です。生薬は、勉強しておくべきです。
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本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢アの「大腸を刺激して排便を促すことを目的として、ケツメイシが用いられる。」ですが、誤った記述です。
「ケツメイシ」ですが、「整腸作用を期待して配合される」です。
選択肢の説明は、「無機塩類」のものです。
手引きには…、
「無機塩類:腸内容物の浸透圧を高めることで糞便中の水分量を増し、また、大腸を刺激して排便を促すことを目的」
…とあります。
当該成分には、「酸化マグネシウム」などが該当します。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢イの「次硝酸ビスマスは、海外において長期連用した場合に精神神経症状(不安、記憶力減退、注意力 低下、頭痛等)が現れたとの報告があり、1週間以上継続して使用しないこととされている。」ですが、正しい記述です。
「止瀉成分(収斂成分)」の「次硝酸ビスマス」の正しい記述です。
「精神神経症状」と数字の「1週間以上継続して使用しない」は、要チェックです。
副作用は、そのすべてを見ておきましょう。「適正使用」でも出ます!
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢ウの「中枢抑制作用が減弱するおそれがあるため、ロペラミド塩酸塩が配合された止瀉薬の服用時は、 飲酒しないこととされている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「減弱するおそれがある」のところです。
正しくは、「中枢抑制作用が増強するおそれが ある」です。
「ロペラミド塩酸塩」ですが、要注意の成分なので、何度も目を通しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢エの「桂枝加芍薬湯は、体力中等度以下で、腹部膨満感のあるもののしぶり腹、腹痛、下痢、便秘に 適すとされる。短期間の使用に限られるものでないが、1週間位服用して症状の改善がみられない 場合には、いったん使用を中止して専門家に相談がなされるなどの対応が必要である。」ですが、正しい記述です。
「桂枝加芍薬湯 」の正しい記述です。
余裕があれば、見ておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「ア」は「誤」です。
「イ」は「正」です。
「ウ」は「誤」です。
「エ」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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