本問は、「医薬品」の「眠気を防ぐ薬及びその配合成分」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢アの「カフェインには、胃液分泌亢進作用があり、副作用として胃腸障害(食欲不振、悪心・嘔吐)が 現れることがあるため、胃酸過多の人や胃潰瘍のある人は、服用を避ける必要がある。」ですが、正しい記述です。
「カフェイン」の正しい記述です。
食後にコーヒーや紅茶といったカフェイン入りの飲み物を飲むのも、胃液分泌亢進作用を狙うためかと思われます。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢イの「眠気を抑える成分として、ビタミンB12(シアノコバラミン等)が配合されている場合がある」ですが、誤った記述です。
小難しい選択肢です。
間違っているのは、「眠気を抑える成分として、」のところです。
正しくは、「眠気を抑える成分ではないが、」です。
選択肢のいう「ビタミンB12(シアノコバラミン等)」等ですが、「眠気を抑える成分ではないが、眠気による倦怠感を和らげる補助成分」として、配合されています。
「医薬品 その他系のビタミン成分」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢ウの「かぜ薬やアレルギー用薬などを使用したことによる眠気を抑えたい場合は、眠気防止薬を使用す ることが望ましい。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「眠気防止薬を使用す ることが望ましい。」のところです。
正しくは、「かぜ薬やアレルギー用薬などを使用したことによる眠気を抑えるために眠気防止薬を 使用するのは適切ではない」です。
手引きには…、
「かぜ薬やアレルギー用薬などを使用したことによる眠気を抑えるために眠気防止薬を 使用するのは適切ではない。」
「眠気が生じると不都合なときには、眠気を催す成分を含まない医 薬品が選択されるべきであり、また、それらの医薬品には配合成分としてカフェインが含まれ ている場合が多いため、重複摂取を避ける観点からも併用を避ける必要がある。」
…とあります。
当該「使用上の注意」を含めて、押えておきましょう。大事なことが書かれています。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢エの「小児用の眠気防止薬はない」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「特に成長期の小児の発育には睡眠が重 要であることから、小児用の眠気防止薬はない。」
「眠気防止薬が小・中学生の試験勉強に効果が あると誤解されて誤用事故を起こした事例も知られており、15歳未満の小児に使用されるこ とがないよう注意が必要である。」
…とあります。
「使用上の注意」と禁忌については、ガチで見ていってください。ほぼ出ます。
よって、選択肢は、「正」となります。
「ア」は「正」です。
「イ」は「誤」です。
「ウ」は「誤」です。
「エ」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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