本問は、「医薬品」の「皮膚に用いる薬」についての問題です。難しいところはありません。基礎・基本事項ばかりの出題です。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢アの「表皮の角質層が柔らかくなることで、有効成分が浸透しやすくなることから、外皮用薬は、入浴後に用いるのが効果的とされる。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「表皮の角質層が柔らかくなることで有効成分が浸透しやすくなることから、入浴後に用いるのが効果的とされる。」
…とあります。
こういう「使用上の注意」も出るようになっています。
豆知識にもなるので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢イの「火傷や化膿した創傷面の消毒、口腔内の殺菌・消毒を目的とする製品は、医薬部外品として 製造販売されている」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「医薬部外品」のところです。
手引きには…、
「配合成分やその濃度、効能・効果等があらかじめ定められた範囲内である 製品については、医薬部外品(きず消毒保護剤等)として製造販売されているが、」
「火傷(熱傷)や化膿した創傷面の消毒、口腔内の殺菌・消毒などを併せて目的とする製品については、医薬品としてのみ認められている。」
…とあります。
よって、選択肢のいう「火傷や化膿した創傷面の消毒、口腔内の殺菌・消毒を目的とする製品」だと、「医薬品」のみで製造販売されます。
医薬品・医薬部外品の別は、昨今のトレンド論点です。意識して、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢ウの「貼付剤は、同じ部位に連続して貼付すると、かぶれを生じやすい」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
常識的に判断できますが、「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢エの「スプレー剤やエアゾール剤を使用する場合、患部から十分離して、10秒以上同じ部位に連続 して噴霧することが望ましい」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「10秒以上同じ部位に連続 して噴霧することが望ましい」のところです。
「2個」間違ってます。
まずもって、「同じ部位に連続 して噴霧することが望ましい」が間違いです。
手引きには、「同じ部位に連続して噴霧すると、凍傷を起こすことがある」となっています。選択肢のように噴霧してはダメですね。
んで、次に間違っているのは、「10秒以上」のところです。
手引きには…、
「連 続して噴霧する時間は3秒以内とすることが望ましい」
…とあります。
10秒以上吹き続けるのは、ダメってな次第です。
繰り返しますが、「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。
数字については、「医薬品の数字9」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「ア」は「正」です。
「イ」は「誤」です。
「ウ」は「正」です。
「エ」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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