本問は、「医薬品」の「鼻炎用点鼻薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢アの「鼻粘膜が腫れてポリープ(鼻茸)となっている場合には、アドレナリン作動成分が配合された 一般用医薬品の点鼻薬を使用することにより対処を図ることが適当である。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「アドレナリン作動成分が配合された 一般用医薬品の点鼻薬を使用することにより対処を図ることが適当である」のところです。
手引きには…、
「鼻粘膜が腫れてポリープ(鼻茸)となっている場合には、一般用医薬品により対処を図るこ とは適当でなく、」
「医療機関における治療(ステロイド性抗炎症成分を含む点鼻薬の処方等)が 必要となる。」
…とあります。
新手の出題です。押えておきましょう。
まあでも、鼻茸だとガチの病気だから、一般用医薬品では無理だよねー的な推測ができるかと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢イの「アドレナリン作動成分は、鼻以外の器官や臓器に影響を及ぼすことがある。」ですが、正しい記述です。
手引きの【受診勧奨】からの出題です。
手引きには…、
「アドレナリン作動成分のように、鼻以外の器官や臓器に影響を及ぼすおそれがある成分も配合 されていることから、」
「長期連用は避けることとされており、3日位使用しても症状の改善がみ られない場合には、」
「漫然と使用を継続せずに医療機関(耳鼻科)を受診するなどの対応が必要 である。」
…とあります。
「使用上の注意」は、ガチで押えておきましょう。数字の3日位も、押えておきましょう。
参考:医薬品の数字8
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢ウの「一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対応範囲は、アレルギー性鼻炎及びそれに伴う副鼻腔炎、蓄膿症等である。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「蓄膿症等」のところです。
手引きには…、
「一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対応範囲は、急性又はアレルギー性の鼻炎及びそれに伴う副鼻腔炎であり、」
「蓄膿症などの慢性のものは対象となっていない」
…とあります。
んなもんで、蓄膿症は、一般用医薬品の対象外となります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢エの「スプレー式鼻炎用点鼻薬は、噴霧後に鼻汁とともに逆流する場合があるので、使用前に鼻をよ くかんでおく。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。解説のしようがありません。
「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「ア」は「誤」です。
「イ」は「正」です。
「ウ」は「誤」です。
「エ」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする