55問‐福岡県 R1年度(2019年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、被害救済制度についての問題です。選択肢の1つがガチで難しいですが、他の選択肢の判別が容易であり、また、最終解答には絡んで来ないので、正解はできるはずです。

55問‐被害救済制度

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢ア

 選択肢アの「医薬品を適正に使用せずに発生した副作用についても、救済対象となる。」ですが、誤った記述です。

 不適正使用による健康被害は、救済給付の対象ではありません。

 よく出るところなので、テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢イ

 選択肢イの「給付請求先は独立行政法人医薬品医療機器総合機構である。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 「ひっかけ」で、「医薬品PLセンター」とか「厚生労働省」とか「日本製薬団体連合会」に、入れ替えられているときがあります。注意しましょう!!!

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢ウ

 選択肢ウの「生物由来製品を適正に使用したにもかかわらず、それを介して生じた感染等による疾病、障害又は死亡についても対象である。」ですが、誤った記述です。

 これは、できなくても仕方がないです。

 「生物由来製品」には、「生物由来製品感染等被害救済制度」によって、救済されるので、当該医薬品副作用被害救済制度の対象ではありません。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢エ

 選択肢エの「給付の種類としては、医療費、障害年金、遺族一時金などがある。」ですが、正しい記述です。

 そのほか、医療手当、障害児養育年金、遺族年金、葬祭料があります。

 「救済制度」は、各給付の細かいところまで出るので、個々の細目も、テキストで押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「ア」は「誤」です。

 「イ」は「正」です。

 「ウ」は「誤」です。

 「エ」は「正」です。

 正解:3

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適正使用

 41問:適正使用情報・・・「ふつう」。

 42問:添付文書1・・・「ふつう」。

 43問:添付文書2・・・「ふつう」。

 44問:使用しない‐胃酸過多・・・「やや難」。

 45問:運転操作しない・・・「やや難」。

 46問:相談‐肝臓病・・・「難」。

 47問:使用しないこと・・・「ふつう」。

 48問:使用期限表示・・・「ふつう」。

 49問:保管取扱・・・「ふつう」。

 50問:安全性情報・・・「ふつう」。

 51問:総合機構HP・・・「ふつう」。

 52問:副作用情報収集制度・・・「ふつう」。

 53問:情報収集評価措置・・・「ふつう」。

 54問:副作用報告・・・「ふつう」。

 55問:被害救済制度・・・「ふつう」。

 56問:被害救済制度対象・・・「ふつう」。

 57問:被害救済制度対象外・・・「ふつう」。

 58問:安全対策・・・「ふつう」。

 59問:適正使用啓発活動・・・「ふつう」。

 60問:小児使用しない・・・「ふつう」。

R1 福岡県 科目別

 苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。

 ・R1 福岡 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・薬事に関する法規と制度(第101問~第120問)

独学向け教材

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こまごましたもの

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