令和6年度(2024年度)秋田県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「止瀉薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「収斂成分を主体とする 止瀉薬は、腸の運動を鎮める作用があり、細菌性の下痢や食 中毒のときの下痢症状を鎮めるのに適している」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「細菌性の下痢や食 中毒のときの下痢症状を鎮めるのに適している」のところです。
「逆」ですね。
手引きには…、
「収斂成分を主体とする止瀉薬については、細菌性の下痢や食中毒のときに使用して腸の 運動を鎮めると、かえって状態を悪化させるおそれがある。」
「急性の激しい下痢又は腹痛・腹部膨満・吐きけ等の症状を伴う人では、細菌性の下痢や食中毒が疑われるため、安易な 使用を避けることが望ましいとされている」
…とあります。
よって、適してないと相なります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「次硝酸ビスマスは、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「次硝酸ビスマス」のところです。
正しくは、「タンニン酸アルブミン」です。
定番論点です。牛乳アレルギーが出るのは、「タンニン酸アルブミン」です。
「食べ物アレルギー系(牛乳アレルギー・ゼラチン)のまとめ‐登録販売者」も、参考にしてください。
なお、「次硝酸ビスマス」ですが、禁忌に「長期連用した場合に精神神経症状(不安、記憶力減退、注意力低下、頭痛等)が現れた との報告があり、1週間以上継続して使用しないこととされている」があります。
これも押えておきましょう。出ます!
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「ロペラミド塩酸塩は、副作用としてめまいや眠気が現れることがあるため、乗物又 は機械類の運転操作を避ける必要がある」ですが、正しい記述です。
「ロペラミド塩酸塩」の正しい記述です。
手引きには…、
「中枢神経系を抑制する作用もあり、副作用としてめまいや眠気が現れることがあるため、 乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。」
「また、中枢抑制作用が増強するおそれが あるため、服用時は飲酒しないこととされている」
…とあります。
テキストで確認しておきましょう。禁忌は、すべて、精読しておいてください。
なお、「適正使用」でも、ドンドコ出る成分です。「運転操作しない」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「腸内殺菌成分の入った 止瀉 薬は、下痢の症状が出る前に服用することが望ましい」ですが、誤った記述です。
「腸内殺菌成分」ですが、手引きには…、
「腸内殺菌成分の入った止瀉薬を、下痢の予防で服用したり、症状が治まったのに漫然と服用したりすると、腸内細菌のバランスを崩し、腸内環境を悪化させるこ ともあるので、あくまで下痢の症状がある時、その症状を改善する必要のある間のみの服 用にとどめるべきである」
…とあります。
基本的に、医薬品の予防的な使用は、大概、「×」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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