令和6年度(2024年度)秋田県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「外皮用薬の配合成分の副作用」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「インドメタシン の副作用として 、適用部位の皮膚に、ヒリヒリ感、熱感、乾燥感が 現れることがある。」ですが、正しい記述です。
「インドメタシン」の正しい記述です。
当該インドメタシンですが、喘息などの副作用ばかりに目が行きがちですが、選択肢にある「ヒリヒリ感、熱感、乾燥感」を見落としがちです。
副作用は、ガチで押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「ケトプロフェンが配合された外皮用薬を使用している間及び使用後当分の間は、塗 布部が紫外線に当たるのを避ける必要がある」ですが、正しい記述です。
「ケトプロフェン」の正しい記述です。
手引きには…、
「まれに重篤な副作用として、アナフィラキシー、接触皮膚炎、光線過敏症を生じるこ とがある。」
「紫外線により、使用中又は使用後しばらくしてから重篤な光線過敏症が現れ ることがあるため、」
「ケトプロフェンが配合された外皮用薬を使用している間及び使用後 も当分の間は、天候にかかわらず、戸外活動を避けるとともに、日常の外出時も塗布部 を衣服、サポーター等で覆い、紫外線に当たるのを避ける必要がある。」
「ただし、ラップ フィルム等の通気性の悪いもので覆うことは適当でない」
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「ピロキシカム の副作用として 、腫れ、かぶれ、水疱、落屑(皮膚片の細かい脱落) が現れることがある」ですが、正しい記述です。
「ピロキシカム」の正しい記述です。
手引きには…、
「今のところ重篤なものは知られていないが、光線過敏症の副作用を生 じることがあり、野外活動が多い人では、他の抗炎症成分が配合された製品を選択する ことが望ましい。」
「このほか、副作用として腫れ、かぶれ、水疱 、落屑 (皮膚片の細かい脱 落)などが現れることがある。」
…とあります。
副作用は、念入りにチェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「フェルビナクは、アスピリン喘息を起こしたことがある人では、使用を避ける必要 がある」ですが、正しい記述です。
「フェルビナク」の正しい記述です。
手引きには…、
「内服で用いられる解熱鎮痛成分と同様、喘 息の副作用を 引き起こす可能性があるため、喘 息を起こしたことがある人では、使用を避ける必要がある。」
…とあります。
当該喘息の副作用は、フェルビナクに限定されたものではないです。
非ステロイド性抗炎症成分(インドメタシン、ケトプロフェン、 ピロキシカム、ジクロフェナクナトリウム)に共通しているので、注意してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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