令和6年度(2024年度)秋田県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「皮膚に用いる薬」についての問題です。基礎・基本ばかりなので、難しくはありません。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「外皮用薬は、皮膚表面に生じた創傷や症状、又は皮膚の下にある毛根、血管、筋組 織、関節等の症状を改善・緩和するため、外用局所に直接適用される医薬品である。」ですが、正しい記述です。
外皮用薬の正しい記述です。
こういう総論めいたものも出ます。テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「殺菌消毒薬は、日常の生活において生じる、比較的小さなきり傷、擦り傷、 掻 き傷等の創傷面の化膿を防止すること、又は手指・皮膚の消毒を目的として使用される」ですが、正しい記述です。
これも、正しい記述です。
手引きには…、
「殺菌消毒薬は、日常の生活において生じる、比較的小さなきり傷、擦り傷、掻 き傷等の創傷面 の化膿 を防止すること、又は手指・皮膚の消毒を目的として使用される一般用医薬品である。」
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、手引きですが…、
「殺菌消毒薬のうち、配合成分やその濃度、効能・効果等があらかじめ定められた範囲内である 製品については、医薬部外品(きず消毒保護剤 等)として製造販売されているが、」
「火傷(熱傷) や化膿 した創傷面の消毒、口腔 内の殺菌・消毒などを併せて目的とする製品については、医薬品 としてのみ認められている。」
…も、要注意です。
医薬品・医薬部外品の別は、近年よく出るようになっているので、意識して見ておいてください。
選択肢cの「非ステロイド性抗炎症成分は、妊婦又は妊娠していると思われる女性では、原則使 用を避けるべきである」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。手引きには…、
「吸収された成分の一部が循環血液中に入る可能性があり、妊婦又は妊娠してい ると思われる女性では、胎児への影響を考慮して、使用を避けるべきである。」
…とあります。テキストで確認しておきましょう。
また、「インドメタシン、ケトプロフェン、ピロキシカム等を、妊娠末期のラットに経口投与した実験において、胎児に高度~中 等度の動脈管の収縮が見られたとの報告がある」との「注記」も、併せて見ておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「ステロイド性抗炎症成分は、末梢組織の免疫機能を上昇させる作用を示すため、主 に化膿 している患部へ使用される」ですが、誤った記述です。
ガチで間違ってますね。
「ステロイド性抗炎症成分」ですが、「末梢組織の免疫機能を低下させる作用も示す」です。
よって、「水痘(水疱瘡)、みずむし、たむし等又は化膿している患部については症状を悪化させるおそれがあり、使用を避ける必要がある」となっています。
「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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