令和6年度(2024年度)秋田県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「鼻炎用点鼻薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対応範囲は、蓄膿症などの慢性のものであり、急性又はアレルギー性の鼻炎及びそれに伴う副鼻腔炎は対象となっていない」ですが、誤った記述です。
全く逆ですね。
正しくは、「一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対応範囲は、急性又はアレルギー性の鼻炎及びそれに伴う副鼻腔炎であり、蓄膿症などの慢性のものは対象となっていない。」です。
「受診勧奨」からの出題です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「セチルピリジニウム塩化物は殺菌消毒成分であるが、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖 球菌には効果がない」ですが、誤った記述です。
「殺菌消毒成分」の「セチルピリジニウム塩化物」ですが、選択肢のいう「黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖 球菌」などには、効き目があります。
手引きには…、
「陽性界面活性成分で、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌又 はカンジダ等の真菌類に対する殺菌消毒作用を示す。」
「結核菌やウイルスには効果がない。」
…とあります。
何に効いて何に効かないかは、殺菌消毒成分の定番論点です。
菌の名前を暗記する必要はないですが、「真菌効く、結核菌・ウイルス効かない」は、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「リドカイン塩酸塩は、鼻粘膜の過敏性や痛みや 痒みを抑えることを目的として、配 合される場合がある。」ですが、正しい記述です。
「リドカイン・リドカイン塩酸塩」は、「局所麻酔成分」です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「クロモグリク酸ナトリウムの使用は、減感作療法等のアレルギーの治療の妨げにな るおそれがある」ですが、正しい記述です。
「ヒスタミンの遊離を抑える成分(抗アレルギー成分)」の「クロモグリク酸ナトリウム」の正しい記述です。
手引きには…、
「医療機関において減感作療法等のアレルギーの治療を受けている人では、その妨げとなるおそれがあるので、」
「使用前に治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるなどの対応が必要である。」
…とあります。
新手の出題です。チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しいものの組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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