令和6年度(2024年度)秋田県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「解熱鎮痛薬」についての出題です。すべてよく問われる定番の論点なので、全選択肢が解けるようになっておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「イソプロピルアンチピリンは、解熱及び鎮痛の作用は比較的強いが、抗炎症作用は 弱い。」ですが、正しい記述です。
「イソプロピルアンチピリン」の正しい記述です。
手引きには…、
「解熱及び鎮痛の作用は比較的強いが、抗炎症作用は弱いため、他の解熱鎮痛成分と組み 合わせて配合される」
…とあります。
こういうのも出るので、注意してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「解熱鎮痛薬は、発熱や痛みの原因となっている病気や外傷を根本的に治すものでは ない」ですが、正しい記述です。
「解熱鎮痛薬」の【受診勧奨等】 の正しい記述です。
手引きには…、
「解熱鎮痛薬の使用は、発熱や痛みを一時的に抑える対症療法であって、疾病の 原因を根本的に解消するものではない。」
…とあります。
一般用医薬品の点からも、解答できると思います。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「イブプロフェンは消化管粘膜の防御機能を低下させるため、胃・十二指腸潰瘍、ク ローン病等の既往歴がある人では、それら疾患の再発を招くおそれがある」ですが、正しい記述です。
「イブプロフェン」の正しい記述です。
手引きには…、
「イブプロフェンはプロスタグランジンの産生を抑制することで消化管粘膜の防御機能を 低下させるため、」
「消化管に広範に炎症を生じる疾患である胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸 炎又はクローン病の既往歴がある人では、それら疾患の再発を招くおそれがある。」
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、先の手引きの続きですが…、
「出産予定日12週以内の妊婦については、服用しないこととされている。」
「まれに重篤な副作用として、肝機能障害、腎障害、無菌性髄膜炎を生じることがある。」
「イブプロフェンは、全身性エリテマトーデス又は混合性結合組織病のある人において無菌 性髄膜炎を生じやすいため、使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処 方薬の調剤を行った薬剤師に相談するなどの対応が必要である。」
…となってます。
禁忌は、ガチで出るので、すべて、押えておきましょう。
選択肢dの「アスピリンは、他の解熱鎮痛成分に比較して胃腸障害を起こしにくい」ですが、誤った記述です。
全然ダメですね。
「アスピリン」ですが、「他 の解熱鎮痛成分に比較して胃腸障害を起こしやすい」です。
だからこそ、アルミニウムを付加したアスピリンナトリウムがあるわけですね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正」の組み合わせを探せば、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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