令和6年度(2024年度)秋田県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「口内炎及び口中に用いる薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「口内炎用薬であれば、ステロイド性抗炎症成分が配合されていても、長期の連用は 問題ない。」ですが、誤った記述です。
手引きには…、
「含有量によらず長期連用を避ける必要 がある。」
…とあります。
まあ、常識的に考えて、ステロイド性抗炎症成分の長期連用はダメだろーと判断できるかと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「歯槽膿漏薬としては、患部局所に適用する外用薬のほか、内服で用いるものもある」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
歯槽膿漏薬には、外用薬のほか内服薬もあります。
ごく稀に、成分の外用薬と内服薬の別が問われるので、少しだけ意識してください。
たとえば、「銅クロロフィリンナトリウム」は、内服薬の組織修復成分です。
このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前あたりで、気にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「口内炎は、栄養摂取の偏り、ストレスや睡眠不足などが要因とされている口腔粘膜 の炎症であり、ウイルスによって生じることはない」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「ウイルスによって生じることはない」のところです。
手引きには…、
「疱疹ウイルスの口腔内感染による場合や、医薬品の副作用とし て口内炎を生じる場合もある。」
…とあります。
こういう記述まで出ます。遺漏なく、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「口内炎が再発を繰り返す場合には、ベーチェット病などの可能性も考えられるので、 医療機関を受診するなどの対応が必要である。」ですが、正しい記述です。
「受診勧奨」からの出題です。
手引きには…、
「口内炎や舌炎が長期間にわたって症状が長引いている場合には、口腔粘膜に生じた腫瘍であ る可能性もある。」
「また、再発を繰り返す場合には、ベーチェット病などの可能性も考えられ るので、医療機関を受診するなどの対応が必要である。」
…とあります。
シッカリ読み込んでおきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、「ベーチェット病」ですが、「注記」には、「口腔粘膜の潰瘍を初期症状とする全身性の疾患で、外陰部潰瘍、皮膚症状(全身の皮膚に湿疹や小膿庖ができる)、眼症状(炎症を起こし、最悪の場合失明に至る)等を引き起こす。」とあります。
「注記」は、参考程度に、ざっくり読んでおけばいいでしょう。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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