登録販売者 秋田県 過去問+解説 令和6年度(2024年度)午前第45問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和6年度(2024年度)秋田県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「内服アレルギー用薬」についての問題です。難しいところはありません。基礎や基本ばかりの出題です。

秋田県 午前第45問‐内服アレルギー用薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「アレルゲン(抗原)が皮膚や粘膜から体内に入り込むと、その物質を特異的に認識 した免疫グロブリン(抗体)によって肥満細胞が刺激され、ヒスタミンやプロスタグ ランジン等の物質が遊離する。」ですが、正しい記述です。

 「アレルゲン(抗原)」の正しい記述です。

 手引きには…、

 「アレルゲンが皮膚や粘膜から体内に入り込むと、その物質を特異的に認識した免疫グロブリン (抗体)によって肥満細胞が刺激され、細胞間の刺激の伝達を担う生理活性物質であるヒスタ ミンやプロスタグランジン等の物質が遊離する。」

 「肥満細胞から遊離したヒスタミンは、周囲の器 官や組織の表面に分布する特定のタンパク質(受容体)と反応することで、血管拡張(血管の容 積が拡張する)、血管透過性亢進(血漿タンパク質が組織中に漏出する)等の作用を示す」

 …とあります。

 こういう記述も出ます。

 「肥満細胞」が脂肪細胞とかに変えられそうです。また、カタカナ語句も出そうです。

 過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「トラネキサム酸は、皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として、配合されて いる場合がある」ですが、正しい記述です。

 「トラネキサム酸」ですが、「抗炎症成分」です。

 「内服アレルギー用薬 抗炎症成分のまとめ・リンク(グリチルリチン酸二カリウム、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸モノアンモニウム、トラネキサム酸)」も、参考にしてください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「抗ヒスタミン成分として、フェニレフリン塩酸塩が配合されている場合がある。」ですが、誤った記述です。

 選択肢の言う「フェニレフリン塩酸塩」は、「アドレナリン作動成分」です。

 「抗ヒスタミン成分」には、「クロルフェニラミンマレイン酸塩」などがあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「クロルフェニラミンマレイン酸塩は、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮さ せることによって、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として、配合されてい る場合がある」ですが、誤った記述です。

 選択肢の言うような「交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮」な成分は、「アドレナリン作動成分」です。「プソイドエフェドリン塩酸塩」などがあります。

 「クロルフェニラミンマレイン酸塩」は、「抗ヒスタミン成分」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:1

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 21問:かぜ薬

 22問:痛みが起こる仕組み

 23問:解熱鎮痛薬

 24問:漢方処方製剤(鎮痛)

 25問:眠気を促す薬

 26問:カフェイン

 27問:乗物酔い防止薬

 28問:鎮咳去痰薬

 29問:口腔咽喉薬及び含嗽薬

 30問:胃に作用する薬

 31問:止瀉薬

 32問:腸に作用する薬

 33問:駆虫薬

 34問:心臓に作用する生薬

 35問:心臓に作用する薬

 36問:高コレステロール改善薬

 37問:貧血

 38問:貧血用薬

 39問:鉄製剤

 40問:循環器用薬

 41問:外用痔疾用薬

 42問:泌尿器用薬

 43問:月経及び婦人薬

 44問:婦人薬の相互作用及び受診勧奨

 45問:内服アレルギー用薬

 46問:鼻炎用点鼻薬

 47問:眼科用薬

 48問:眼科用薬の配合成分

 49問:皮膚に用いる薬

 50問:外皮用薬の配合成分の副作用

 51問:外皮用薬の配合成分

 52問:歯痛・歯槽膿漏薬

 53問:口内炎及び口中に用いる薬

 54問:禁煙補助剤

 55問:ビタミン主薬製剤

 56問:滋養強壮保健薬

 57問:漢方の特徴・基本的な考え方

 58問:生薬成分

 59問:消毒薬

 60問:一般用検査薬

令和6年度 秋田県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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