硫酸亜鉛‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 硫酸亜鉛は、「眼科用薬」の「収斂成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「収斂成分

 「眼粘膜のタンパク質と結合して皮膜を形成し、外部の刺激から保護する作用を期待して、」

 「硫酸亜鉛水和物が配合されている場合がある。」

 …と、相なります。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「硫酸亜鉛」は、「眼科用薬」の「収斂成分」として登場します。

 市販薬には、「【第2類医薬品】Vロートプレミアム 15mL 」などがあります。

 なお、「硫酸亜鉛」ですが、あまり試験には出ません。

 「福岡県 H28 第88問」で、出たくらいです。

 しかし、当該硫酸亜鉛は、眼科用薬での唯一の収斂成分なので、出しやすいと言えます。チェックしておきましょう。

 優先順位は、「ふつう」です。

過去問○×問題

 硫酸亜鉛は…、

 ① 硫酸亜鉛水和物(硫酸亜鉛) -------- 新陳代謝を促し、目の疲れを改善する。

 ② 硫酸亜鉛 ― 抗菌作用。

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

 ②の正誤はこちらです。

解説

 先の○×問題の解説です。

 ①の「硫酸亜鉛水和物(硫酸亜鉛) -------- 新陳代謝を促し、目の疲れを改善する」ですが、誤った記述です。

 選択肢の言う「新陳代謝を促し、目の疲れを改善する」ものは、「その他の配合成分(無機塩類、ビタミン類、アミノ酸)」の「ビタミン成分」の「アミノ酸成分」です。

 硫酸亜鉛は、「収斂成分」で、「眼粘膜のタンパク質と結合して皮膜を形成し、外部の刺激から保護する作用」が期待されています。

 よって、①は、「×」となります。

 なお、先に見た、「その他の配合成分(無機塩類、ビタミン類、アミノ酸)」の「ビタミン成分」の「アミノ酸成分」ですが、こんなマイナーな成分が試験に出るようになっています。

 試験勉強の後半あたりから、ボチボチ見ていってください。

②は定番

 ②の「硫酸亜鉛 ― 抗菌作用」ですが、誤った記述です。

 明らかに誤りです。

 硫酸亜鉛は、「収斂成分」で、「眼粘膜のタンパク質と結合して被膜を形成し、外部から刺激から保護する作用」があります。

 選択肢の言う「抗菌作用」があるものは、「サルファ剤(スルファメトキサゾール、スルファメトキサゾールナトリウム)」や「ホウ酸」などです。

 よって、②は、「×」となります。

試験ポイント

 「硫酸亜鉛」は、基本の「成分名‐名称」が出題されるのが関の山かと思います。

 このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、「硫酸亜鉛・・・収斂成分」と、憶えればいいでしょう。

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

 実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

 先に挙げた、「【第2類医薬品】Vロートプレミアム 15mL 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


他のページ

 「眼科用薬」の「収斂成分」の成分は、「硫酸亜鉛」のみです。リンクはありません。

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '23年版 (2023年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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