硫酸亜鉛は、「眼科用薬」の「収斂成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「収斂成分」
「眼粘膜のタンパク質と結合して皮膜を形成し、外部の刺激から保護する作用を期待して、」
「硫酸亜鉛水和物が配合されている場合がある。」
…と、相なります。
ご存じのように、「硫酸亜鉛」は、「眼科用薬」の「収斂成分」として登場します。
市販薬には、「【第2類医薬品】Vロートプレミアム 15mL 」などがあります。
なお、「硫酸亜鉛」ですが、あまり試験には出ません。
「福岡県 H28 第88問」で、出たくらいです。
しかし、当該硫酸亜鉛は、眼科用薬での唯一の収斂成分なので、出しやすいと言えます。チェックしておきましょう。
優先順位は、「ふつう」です。
硫酸亜鉛は…、
① 硫酸亜鉛水和物(硫酸亜鉛) -------- 新陳代謝を促し、目の疲れを改善する。
② 硫酸亜鉛 ― 抗菌作用。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「硫酸亜鉛水和物(硫酸亜鉛) -------- 新陳代謝を促し、目の疲れを改善する」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「新陳代謝を促し、目の疲れを改善する」ものは、「その他の配合成分(無機塩類、ビタミン類、アミノ酸)」の「ビタミン成分」の「アミノ酸成分」です。
硫酸亜鉛は、「収斂成分」で、「眼粘膜のタンパク質と結合して皮膜を形成し、外部の刺激から保護する作用」が期待されています。
よって、①は、「×」となります。
なお、先に見た、「その他の配合成分(無機塩類、ビタミン類、アミノ酸)」の「ビタミン成分」の「アミノ酸成分」ですが、こんなマイナーな成分が試験に出るようになっています。
試験勉強の後半あたりから、ボチボチ見ていってください。
②の「硫酸亜鉛 ― 抗菌作用」ですが、誤った記述です。
明らかに誤りです。
硫酸亜鉛は、「収斂成分」で、「眼粘膜のタンパク質と結合して被膜を形成し、外部から刺激から保護する作用」があります。
選択肢の言う「抗菌作用」があるものは、「サルファ剤(スルファメトキサゾール、スルファメトキサゾールナトリウム)」や「ホウ酸」などです。
よって、②は、「×」となります。
「硫酸亜鉛」は、基本の「成分名‐名称」が出題されるのが関の山かと思います。
このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、「硫酸亜鉛・・・収斂成分」と、憶えればいいでしょう。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【第2類医薬品】Vロートプレミアム 15mL 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「眼科用薬」の「収斂成分」の成分は、「硫酸亜鉛」のみです。リンクはありません。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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