ケトチフェンフマル酸塩は、「眼科用薬」の「抗ヒスタミン成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「抗ヒスタミン成分」
「ヒスタミンの働きを抑えることにより、目の痒みを和らげることを目的として、」
「ジフェンヒドラミン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩、ケトチフェンフマル酸塩等の抗ヒスタミン成分が配合されている場合がある。」
「鼻炎用点鼻薬と併用した場合には、眠気が現れることがあるため、乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。」
…と、相なります。
ご存じのように、「ケトチフェンフマル酸塩」は、「眼科用薬」の「抗ヒスタミン成分」として登場します。
市販薬には、「【第2類医薬品】アイリスAGガード 10mL 」などがあります。
「ケトチフェンフマル酸塩」ですが、当該成分は、風邪薬、鎮咳去痰薬、内服アレルギー薬等で頻繁に問われるため、“出題者は重複を恐れるのか”、点眼薬では、あまり登場しません。
とはいえ、「愛知県 R4 第47問」などのように、出ることは出るので、押えておきましょう。
優先順位は「ふつう」です。
ケトチフェンフマル酸塩は…、
① ケトチフェンフマル酸塩は、ヒスタミンの働きを抑え、目のかゆみを抑えるために配合される。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「ケトチフェンフマル酸塩は、ヒスタミンの働きを抑え、目のかゆみを抑えるために配合される。」ですが、正しい記述です。
まさに、抗ヒスタミン成分の説明です。
なお、抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンの働きを“抑える”ので、注意してください。
「ひっかけ」で、よくよく“促す”などに変えられています。
よって、①は、「○」となります。
抗ヒスタミンの配合された点眼薬を、鼻炎用点鼻薬と併用した場合は、眠気などが生じるので、車や機械の運転を避けます。
「適正使用」においても、「抗ヒスタミン成分・・・眠気・・・運転操作ダメ」がよく問われるので、注意してください。
ところで、「抗ヒスタミン成分」の憶え方のコツは、「抗ヒスタミン成分の憶え方」を参考にしてみてください。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【第2類医薬品】アイリスAGガード 10mL 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「眼科用薬」の他の「抗ヒスタミン成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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