登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」の第4章「心臓などの器官や血液に作用する薬」の「高コレステロール改善薬」の「受診勧奨等」を述べたページ。手引きの該当記述を挙げるほか、優先順位やポイントなどをコメント方式で説述する。独学者向けの内容。
復習用に、手引きの【受診勧奨等】部分を抜粋すると…、
「3)生活習慣改善へのアドバイス、受診勧奨等」
「コレステロールは、食事から摂取された糖及び脂質から主に産生される。」
「糖質や脂質を多く含む食品の過度の摂取を控える、日常生活に適度な運動を取り入れる等、生活習慣の改善が図られることが重要であり、」
「高コレステロール改善薬の使用による対処は、食事療法、運動療法の補助的な位置づけである。」
「目安としてウエスト周囲径(腹囲)が、男性なら85cm、女性なら90cm 以上である場合には生活習慣病を生じるリスクが高まるとされており、」
「いわゆるメタボリックシンドロームの予防では、血中コレステロール値に留意することが重要である。」
「ただし、高コレステロール改善薬は、結果的に生活習慣病の予防につながるものであるが、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品ではない。」
「医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等に対してその旨を説明する等、正しい理解を促すことが重要である。」
生活習慣の改善を図りつつ、しばらくの間(1~3ヶ月)、高コレステロール改善薬の使用を続けてもなお、検査値に改善がみられない時には、」
「遺伝的又は内分泌的要因も疑われる(※1)ため、いったん使用を中止して医師の診療を受けるなどの対応が必要である。」
このような場合、医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等に対して、高コレステロール改善薬の使用を漫然と継続せずに医療機関を受診するよう促すべきである。」
…となっています。
「遺伝的又は内分泌的要因も疑われる」のところに、「注記」があります。挙げると…、
「代謝酵素、受容体やアポタンパク質の遺伝子異常による家族性の原因及び糖尿病、腎疾患、甲状腺疾患など他の疾患によって生じる続発性のものである可能性がある。」
…となっています。
出題実績はありませんが、「注記」もその出題範囲です。
試験に出るとしたら、そのまんまが関の山かと思います。目だけは通しておきましょう。
当該記述で最もよく出るのは、「ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品ではない」のところです。
当該高コレステロール改善薬は、いわゆる「やせ薬」ではないので、注意してください。
出題例としては、「宮崎県 R5 第77問」があります。
これ以外の記述は、言うほど試験には出ていません。
しかし、「補助的な位置づけ」とかは出そうな気がします。
また、数字の「男性なら85cm、女性なら90cm 以上」は、押さえておくべきです。問題を作りやすいです。たとえば、「男性なら“90cm”、女性なら“85cm”以上」などとすぐに問題が作れます。
また、「1~3ヶ月」も、押さえておくべきかと思います。(結構、長めの服用期間です。)
上記以外については…、
・遺伝的な要因又は内分泌的要因もある。
・漫然と使用しない。
…のところも、押えておきましょう。今後、出そうな感じがします。
「受診勧奨等」は、以上で終わります。
・相互作用
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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