30問‐H29上期筆記の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第30問は、おなじみ「電気用品安全法」の問題なのですが、本問は極端に難しい問題となっています。普通の受験生なら解けません。捨て問にするのがベストです。本試験では、こういう難問に時間を費やしてはいけません。

30問‐電気用品安全法

 

 (クリックして拡大。)

 本問のレベルは「難」です。

 例年、電気用品安全法の問題は、カンタンなものがほとんどでした。

 しかし、当該問題は、極めて難しい問題で、まともに解ける人はいないと思います。

 「特定電気用品」か否かの判別など、メーカーのカタログを見るか、検索すれば終わることです。本問は、実務的にも、そう重要ではないので、好きな番号かラッキーナンバーでさっさと済ませて、次の問題にかかりましょう。

 こういう難問に、時間を費やさないのが、独学合格のセオリーです。

 わたしなら、5秒で“てきとー”に解答して終わらせます。

 なお、法令については、「2電工筆記・法令:ブログ記事」も参考にしてみてください。

解説

 例年の電気用品安全法の問題は、一目すればわかるものでした。

 特定電気用品とは、「特に危険または障害の発生する恐れが多い電気用品」なので、たいそうな名前の器具や、配線用遮断器といった防災上重要なものを選んでおけば、正解だったのです。

 しかし、先述したように、本問は、どれも重要そうなので、「この手」が使えません。“てきとー”に解答しましょう。

 なお、答えは、選択肢ニの「タイムスイッチ」です。

 正解:ニ

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筆記過去問リスト

 第1問から第30問までは、「一般問題」です。

 第31問から第50問までは、「配線図」です。

一般問題

 1問:合成抵抗・・・「ふつう」。

 2問:交流回路の力率・・・「ふつう」。文系可。

 3問:抵抗・・・「ふつう」。

 4問:力率改善・・・「ふつう」。

 5問:三相3線式・・・「ふつう」。文系可。

 6問:電圧降下・・・「ふつう」。文系可。

 7問:許容電流・・・「ふつう」。取れる問題。

 8問:幹線許容電流・・・「ふつう」。取れる。

 9問:分岐回路・・・「ふつう」。文系取れる。

 10問:分岐回路の遮断器・・・「ふつう」。ド定番。

 11問:絶縁ブッシング・・・「やさしい」。絶対レベル。

 12問:LED・・・「やさしい」。取れる問題。

 13問:三相かご型誘導電動機・・・「ふつう」。

 14問:材料工具・・・「ふつう」。取れる。

 15問:太陽電池発電・・・「難」。捨て問でよい。

 16問:工具・・・「やさしい」。

 17問:器具写真・・・「ふつう」。取れる問題。

 18問:測定器・・・「やさしい」。基礎・基本レベル。

 19問:特殊場所工事・・・「ふつう」。

 20問:単相3線式・・・「ふつう」。定番問題。

 21問:施工場所・・・「やさしい」。

 22問:屋側:施工場所・・・「ふつう」。取れる問題。

 23問:D種接地工事・・・「ふつう」。絶対レベル。

 24問:測定器・・・「やさしい」。超基本。

 25問:漏えい電流・・・「ふつう」。

 26問:接地抵抗計・・・「やや難」。解けなくはない。

 27問:計器・・・「ふつう」。取れる問題。

 28問:電気工事士法・・・「ふつう」。基礎・基本レベル。

 29問:電気工事士法・・・「ふつう」。基礎・基本レベル。

 30問:電気用品安全法・・・「難」。仕方ない。

配線図

 31問:分電盤・・・「やさしい」。

 32問:管の図記号・・・「やさしい」。

 33問:水銀灯図記号・・・「やさしい」。基本問題。

 34問:図記号・・・「やや難」。

 35問:図記号・・・「やや難」。取りたい。

 36問:図記号・・・「やさしい」。絶対レベル。

 37問:絶縁抵抗・・・「ふつう」。

 38問:最少電線本数・・・「やや難」。

 39問:Tコンセント・・・「やさしい」。絶対レベル。

 40問:引込線取付点・・・「やさしい」。1点取れる。

 41問:コンセント図記号・・・「ふつう」。取れる。

 42問:スリーブ当て・・・「やや難」。

 43問:圧着工具・・・「難」。要復習。

 44問:LF図記号・・・「ふつう」。

 45問:図記号・・・「ふつう」。

 46問:器具・・・「やさしい」。

 47問:差込形コネクタ・・・「難」。

 48問:リングスリーブ・・・「やや難」。

 49問:DL図記号・・・「やさしい」。絶対レベル。

 50問:スイッチ写真・・・「普通」。1点取れる。

第2種電気工事士 合格の生命線‐独学向け教材

 

 憶えられない、点数が伸びない、よく間違える、実力が付かない、何やってんのかわからないという人は、教材を見直してみてください。

 独学向けの良質な教材を使うことこそ、独学合格の“肝”です。

 教材の詳細は「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」に述べてますが、読むのがメンドクサイ人は…、

 筆記用のテキストは、絵が多くて漢字の少ない「 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格(2024年版) 」を、

 筆記用の過去問には、コンパクトで持ち運びやすい「 すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 筆記過去問2024 」を使います。

 技能のテキストは、写真の多い「 2024年版 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格: 入門講習DVD付 」を…、

 技能の工具は、定番メーカー:HOZANの「ホーザン(HOZAN) 基本工具 DK-28 」を…、

 技能の材料には、工具と同じメーカーの「ホーザン(HOZAN) DK-52 2回セット」を使います。

 (教材には「年度」対応があるので、必ず、自分の受ける年になっているか、確認してください。

 (「技能教材よくある質問(何回分がいいの?等)」も、参考にしてください。)

第2種電気工事士 技能 独学 補助教材

 第2種電気工事士 技能試験の独学は、ケーブル等の教材と工具、そして、テキストがあれば間に合います。

 とはいえ、独学に「あると便利」なものが多々あります。まさに独学向けというものなので、参考にしてください。

 高評価だったのは、「ホーザン(HOZAN) 合格配線チェッカー Z-222」です。

 利用者曰く、「回路的に正しいという自信が付く。使えない問題もあったが、最も役に立った。」とのことです。

 独学だと、候補問題を作っても、答え合わせに一苦労します。

 わたしも、受験生当時に(これで合ってるの?)と、お手本のテキストとにらめっこした記憶があります。往時にあったらとても便利だったと思います。

 独学で一抹の不安のある方は、使ってみてください。

 次は、「ホーザン(HOZAN) 合格マルチツール DK-200」です。

 多用途、時短になる、ウォータレンチプライヤの代わりにもなる、と高評価です。

 これは、独学に関係なく、有用かと思います。

 さて、独学では役には立つも、“すごくではない”というのが…、

 ・ホーザン(HOZAN) 合格クリップ P-926

 ・ホーザン(HOZAN) 合格ゲージ P-925 P-956/P-957/P-958用

 …です。

 クリップの方は、ホーザン教材に入っているもので十分とのこと。ホーザンの教材でない人は、一考するといいでしょう。

 んで、ゲージの方は、外れやすいのでアレ、使わなくなる、とのことです。用途に合いそうなら、考えてみてください。

 なお、セットのもあります。「HOZAN (ホーザン) の合格シリーズ3点セット【 DK-200 合格マルチツール 】【 P-926 合格クリップ 】【 P-925 合格ゲージ 】」です。

 独学の欠点をこれらの補助教材でカバーできます。“絶対”に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。

 教材にお金を惜しんではいけません。

PDF過去問の閲覧

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

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第2種電気工事士のこまごましたもの

 「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。

 先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。

 第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。

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